南都銀行
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南都銀行のデータ | |
統一金融機関コード | 0162 |
SWIFTコード | NANTJPJT |
頭取 | 西口廣宗(にしぐち ひろむね) |
店舗数 | 127店 県内92/県外34/海外1 (2005年3月31日現在) |
設立日 | 1936年6月1日 |
本店 | |
所在地 | 〒630-8677 奈良県奈良市橋本町16 |
電話番号 | 0742-22-1131 |
外部リンク | 南都銀行 |
株式会社南都銀行(なんとぎんこう、英:The Nanto Bank, Ltd.)は、奈良県奈良市に本店を置く地方銀行。行名の「南都」は奈良の別名である。
目次 |
[編集] 概要
全国地方銀行協会加盟の奈良県における地方銀行である。2006年以降においては、奈良銀行がりそな銀行と合併したため、奈良県内に本店を置く唯一の銀行となった。奈良県や県内の自治体、県内の多くの企業の指定金融機関。また、郵貯を除く県内でのシェアは40%を超え、他の金融機関を圧倒する。奈良県の経済の中心的銀行である。
県内での事業は県経済の不振の影響で伸び悩んでいるものの、県外(大阪府、京都府、和歌山県、三重県、東京都、上海、香港)への進出の成果が上がっている。自己資本比率は単体で9.19%、連結で9.48%であるなど、資本状況は他の地方銀行と比しても良いが、不良債権の処理などは遅れていると言われている。全体で見ると、経営状態は概ね良好と言える。コンビニATMはイーネット・セブン銀行と提携している。
東京証券取引市場と大阪証券取引市場の第一部に上場しており、証券コードは8367。
[編集] 沿革
戦前・戦中
- 1879年 旧郡山藩士らにより、第六十八国立銀行が現在の大和郡山市に設立される
- 1895年7月 株式会社吉野銀行が吉野郡下市町に設立される
- 1934年6月1日 六十八・吉野・八木・御所の4行が合併、あらたに株式会社南都銀行が奈良市に設立される
- 1943年8月2日 貯蓄銀行業務を開始
- 1944年2月10日 株式会社大和貯蓄銀行を合併
戦後
- 1969年11月11日 外国通貨、旅行小切手両替業務を開始
- 1970年10月12日 電子計算機を導入
- 1971年3月12日 大阪支店を開設
- 1974年4月13日 大阪証券取引記市場第二部へ上場
- 1974年6月1日 外国為替業務を開始
- 1975年9月1日 大阪証券取引市場第一部に昇格
- 1982年5月17日 金売買業務を開始
- 1983年4月1日 公債・社債の窓口販売を開始
- 1983年6月1日 外国為替のコルレス業務を開始
- 1981年11月4日 東京支店を開設
- 1982年 女子ホッケー部が創部
- 1985年6月1日 公債・社債のディーリング業務を開始
- 1986年3月25日 京都支店を開設
- 1987年12月1日 東京証券取引市場第一部に上場
- 1990年9月5日 ディーシーカードと共同で南都ディーシーカードを設立
- 1992年 女子ホッケー部が全日本実業団大会に初優勝
- 1993年5月12日 海外初の支店の香港駐在員事務所を設立
- 1993年7月1日 信託代理店業務を開始
- 1994年4月1日 日本証券業協会に加入
- 1998年12月1日 証券投資信託の窓口販売を開始
- 1999年1月18日 奈良県信用組合の事業の全部を譲り受ける
- 2001年4月2日 保険の窓口販売業務を開始
- 2001年12月12日 確定拠出年金業務を開始
- 2004年12月1日 証券の仲介業務を開始
- 2005年12月11日 女子ホッケー部が全日本女子選手権で初優勝
[編集] グループ・関連事業
以下、連結子会社
- 南都地所株式会社
- 南都ビジネスサービス株式会社
- 南都スタッフサービス株式会社
- 南都アセットリサーチ株式会社
- 南都リース株式会社
- 南都コンピュータサービス株式会社
- 南都投資顧問株式会社
- 南都ディーシーカード株式会社
- 南都カードサービス株式会社
- 南都信用保証株式会社
以下、関連団体
- 財団法人南都育英会
- 財団法人南都経済センター
[編集] 女子ホッケー部
女子ホッケー部が強いことで知られ、2004年には所属の宮崎奈美がアテネオリンピックに出場。2005年12月11日には全日本女子ホッケー選手権で優勝を果たした。
創部は1982年で、奈良県での国民体育大会が契機。1984年4月より単独チームとなる。全国的な女子ホッケーの強豪で、同じく強豪の天理大学の卒業生が多く入る。