ひかわきょうこ
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ひかわ きょうこ(ひかわ きょうこ、2月15日 - )は日本の漫画家。大阪府出身。 好きなお笑い芸人はウッチャンナンチャン。
目次 |
[編集] 略歴
1979年、『秋風ゆれて』(「LaLa」2月増刊号)でデビュー。
1991年、『彼方から』を「LaLa」11月号より連載開始。女性漫画としては異例の、12年もの長期連載になる。
2006年夏頃より、活躍の場を月刊「LaLa」から隔月刊「メロディ」に移動し、ゆっくりとだが確実に『お伽もよう綾にしき』を連載中。
[編集] 作品の傾向
デビューから初期の作品は、少年少女のカップルの何気ない日常を描いたベタな学園恋愛ものの短編連作が中心。それらの主人公は作品世界の時系列に沿って明確に年齢を重ねていくのが特徴。特にデビュー作の主人公たちをメインに据えた「千津美と藤臣君シリーズ」は、都合7年に渡り描き続けられた。
この頃の主役の主人公は殆どが中~高校生の少女で、大筋常識人ではあるものの、どちらかというと弱気で受動的であり、どこか抜けている天然キャラが多く、ごく身近なことで深く思い悩む、といった描写が多い。日常のさまざまな事件に巻き込まれるが、周囲の協力もあって最後はハッピーエンドで終わるのがお約束。
当時のLaLaは、大島弓子(綿の国星)、山岸凉子(日出処の天子)、成田美名子(エイリアン通り、CIPHER)等、錚々たるメンバーが意欲作に取り組んでおり、その一方でひかわも少女漫画の王道を行く作品を発表し続けることで、同誌の人気の一角を担っている。
その後、1983年に「荒野の天使ども」で少女漫画では他にまず例のない西部劇に挑戦。僅か8歳のおしゃまなお転婆少女に3人の少年たちが振り回されるという設定と、しっかりと練られたストーリー構成が好評を博し、続編「時間をとめて待っていて」「それなりにロマンチック」と連作シリーズ化された。
さらに、1991年「彼方から」では本格ファンタジーに挑戦。作者の体調不良などで一時は作品の完結が危ぶまれたが、見事に完遂。優れたストーリーテラーぶりを示した。
[編集] 作品リスト
[編集] 花とゆめコミックス版
以下は白泉社出版の花とゆめコミックスの掲載リストである。作品名の隣は初出の年。
- 星のハーモニー(1980年)
- 春を待つころ(1980年)
- 白い窓の向こう側(1980年~1981年・全2巻)
- ちょっとフライデイ(1982年)
- パステル気分(1982年)
- 荒野の天使ども(1983年~1984年・全3巻)
- 第1巻掲載
- なんということはない話Part.2 ※描き下ろし・文庫版未掲載
- 第2巻掲載
- なんということはない話Part.3 ※描き下ろし・文庫版未掲載
- 第3巻掲載
- 銀色絵本(1985年)
- 時間をとめて待っていて(1985年~1988年・全3巻)
- 第3巻掲載
- 私の銀河鉄道(1984年 和田君とゆきこシリーズ3)※文庫版未掲載
- それなりにロマンチック(1990年)
- 女の子は余裕!(1990年)
- 彼方から(1992年~2003年・全14巻)
- 第3巻掲載
- 第5巻掲載
- 風語り 彼方から特別編(1995年 「彼方から」アナザーエピソード1)
- 第8巻掲載
- 彼方から 祭の日(1997年 「彼方から」アナザーエピソード2)
- 第9巻掲載
- 彼方から 緑光る小道(1998年 「彼方から」アナザーエピソード3)
- 第14巻掲載
- エピローグ(2003年)
- 典子のミニ日記 ※描きおろし
- お伽もよう綾にしき(2005年~・既刊2巻~、以下続刊)
- 第1巻掲載
- なんでおじゃる様みたいなのが出てきたかっつーと ※描き下ろし
- 第2巻掲載
- なんでこんな話を描こうかと思ったかっつーと ※描き下ろし
[編集] 白泉社文庫版
以下は白泉社出版の白泉社文庫の掲載リストである。
- 荒野の天使ども(1997年・全2巻)
- 荒野の天使ども
- 時間をとめて待っていて(1997年・全3巻)
- 時間をとめて待っていて
- 第3巻掲載
- それなりにロマンチック
- ミリアム13
- 春を待つころ(2000年)
- 秋風ゆれて
- 春のひとかけら
- トライアングル・トラブル
- 春を待つころ
- パラソル・エッセイ
- スイートカラーの風の中
- エイプリル・マジック
- 銀色絵本(2000年)
- パステル気分
- 銀杏並木から
- 銀色絵本
- 星のハーモニー(2002年)
- 星のハーモニー
- 冬の空と雪の白
- 虹色に雨粒
- いじけちゃった白雪姫
- 落葉・みのむし・おじゃま虫
- たんぽぽ・ひとりごと
- 魔法にかかった夏休み
- P・M-ドリーム
- 羊たちのマーチ
- 白い窓の向こう側(2003年・全2巻)
- 白い窓の向こう側
- それからどーしたストーリー
- 女の子は余裕!(2003年)
- 女の子は余裕!
- 男の子も余裕!
- また明日!
- ちょっとフライデイ
- 彼方から(2004年~2005年・全7巻)
- 第7巻掲載
- エピローグ
- 典子のミニ日記
[編集] 外部リンク
前略、ひかわきょうこ様(ファンサイト)(「ファンの掲示板」の更新が比較的早い)
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