わいろ最中
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わいろ最中は、静岡県旧相良町(現牧之原市)の町おこしを狙って誕生した和菓子である。
相良町は田沼意次ゆかりの城下町として知られており、包装には笑顔の田沼意次が描かれている。贈収賄にまつわるダーティな印象が強かった田沼意次(実際には異なるとの反論もある。)をあえて押し出すことにより、新奇さを狙った商品である。
箱を開けると、「付け届けには饅頭にかぎるのう。」との言葉と共にまんじゅうの写真が印刷された紙が入っている。これをめくると、小判をかたどった最中がつめられており、「したごころ」の表書きが書かれた熨斗袋、さらに相良茶のティーバッグが付属している。最中にはお茶味とつぶあんの2種類の風味がある。
牧之原SAにて毎週土曜日朝より販売されているものの、生産量が少ないためあっという間に売り切れることが多い。一方、郷土の有名人の悪評を逆手に取ったこの商品に対して、地元の人々の評価はさまざまである。
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