アラクラン・トーレス
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アラクラン・トーレス(Alacran Torres、本名:エフレン・トーレス (Efren Torres) 、1943年11月29日 - )は、メキシコ出身の元プロボクサー。元世界フライ級チャンピオン。グアダラハラ出身。日本のファンには、天才パンチャー海老原博幸との激闘で記憶されている強打者。
[編集] 来歴
1961年プロデビュー。その強打で、1963年から翌年にかけて13連続KO勝ちをマーク。同年4月30日、ロサンゼルスで前世界フライ級チャンピオン海老原博幸と対戦、善戦するも12回判定負けを喫する。翌65年5月7日、両者は再度ロスで対決、激しい打撃戦を展開したが、7回、海老原の強烈な右フックの連打を浴び、KOで敗れた。
その後、1966年12月10日にオラシオ・アカバロ、1968年1月28日にチャチャイ・チオノイと、二度の世界タイトル戦に挑むがいずれも及ばず。世界は遠いかと思われたが、1969年2月23日、再挑戦でチャチャイを8回KOに破り、遂に世界チャンピオンの座に就いた。
花形進から一度タイトルを守った後、1970年3月20日、チャチャイとのラヴァー・マッチに敗れ王座を去った。1972年引退。
[編集] 通算戦績
59戦48勝(31KO)10敗1引分け