アンディ・エイバッド
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アンディ・エイバッド(Fausto Andres Abad ファウスト・アンドレス・エイバッド;1972年8月25日~ )は日米のプロ野球選手(内野手および外野手、左投げ左打ち)である。
アメリカフロリダ州出身。ミドルジョージア短大からボストン・レッドソックスのドラフト指名を受けて1993年に入団するも、一度もメジャーでプレーすることはなく、2000年に日本の球団・大阪近鉄のオファーを受け来日。「実力はトニー・タラスコ(阪神タイガース)より上」と言われたものの、当時の近鉄には「最強外国人コンビ」と言われたローズとクラークがレギュラーを張っており、エイバッドは開幕からしばらくの間を二軍で過ごすことになる。
しかし、2000年6月、対オリックス戦でクラークが手首に死球を受けて骨折、長期離脱を余儀なくされる(クラークはそのシーズン限りで解雇)。そこで「第三の外国人」だったエイバッドに白羽の矢が立ち、即一軍昇格。クラークの穴を埋めてくれるものと期待されたが、長打力も打率もクラークにはるか及ばず、シーズン終盤にはベンチウォーマーとなり、同年シーズンオフに解雇となった。
その後帰国しオークランド・アスレティックスと契約、2001年には念願のメジャーデビューを果たしている。その後、ボストン・レッドソックス、クリーブランド・インディアンスとチームを渡り歩き、今なお現役を続けている。
[編集] 在日時の一軍通算成績
在籍1年、実働1年(背番号44)
- 試合 32
- 打数 92
- 得点 7
- 安打 15
- 本塁打 4
- 打点 13
- 盗塁 0
- 犠打 0
- 犠飛 0
- 四死球 9
- 三振 17
- 打率 .163