トニー・タラスコ
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トニー・タラスコ(Anthony Giacinto Tarasco、1970年12月9日 - )はアメリカ合衆国ニューヨーク出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。
[編集] 来歴・人物
1992年にアトランタ・ブレーブスでメジャーリーグ初出場。そして、1996年に大きなアクシデントを経験する。この年のニューヨーク・ヤンキースとボルチモア・オリオールズによるワールド・シリーズにおいて、1点リードしていたオリオールズの守備固めの選手として出場していたタラスコは、第1戦の8回にデレク・ジーターの大飛球を捕球しようとしたものの、フェンスから乗り出した12歳の少年に捕られてしまった。本来なら守備妨害だが、本塁打のジャッジが宣告されて抗議するも覆らず、延長戦でチームは敗北した。
その後レッズとヤンキースを経て2000年には阪神タイガースでプレーした。(背番号は42)この時のポジションは右翼手であり、陽気な性格と強肩が魅力であった。オープン戦では本塁打を打った後に野村克也監督公認で試合を抜け、かつて夫人がバックダンサーをしていたマライア・キャリーのコンサートに行くなどし、余裕も垣間見られた。しかしシーズン中は打率.239 19本塁打 57打点と、打力の無い阪神が期待する程の成績は十分見せられず退団となった。中堅手の新庄剛志とは仲が良く、新庄の赤のリストバンドをつけるなどしている姿が見られた。アメリカに戻った2001年には春季キャンプで当時メジャー挑戦中の新庄と再会している。
2002年にニューヨーク・メッツでメジャーに復帰してそこそこの成績を残すものの、マリファナ所持で2度逮捕された。
フィラデルフィア・フィリーズの遊撃手であるジミー・ロリンズは従弟。
[編集] 外部リンク
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