ウィリアム・シャトナー

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ウィリアム・シャトナー

ウィリアム・“ビル”シャトナー（William "Bill" Shatner、1931年 3月22日 - ）はカナダのケベック州・モントリオール出身の映画監督、俳優、声優。ラジオのDJとしても好評を博し、レギュラー番組を持っていた。他にもSF作家の顔も持ち小説『サイバー・ドラック/テクウォー』を執筆するなど多彩な芸術家として知られる。日本では長寿人気TVシリーズ『スタートレック』のカーク船長役で馴染み深い。

[編集] 生い立ち

ユダヤ系ウクライナ移民の家庭に生まれ、カナダに生まれ育ったが、華やかなハリウッド黄金時代を夢見た少年だった。その影響もあり、早くから芸能界に憧れて成長する。小学生のころにラジオ番組に出演、その後はTVにも出始め積極的に芸能活動を開始。評判が広がって10代のころにはDJとして本格的にラジオにレギュラー出演するなど、後の活躍をうかがわせた。マックビル大学入学後は、舞台演劇をはじめ、俳優として数多くの舞台公演を経験。学士も取得。やがて1957年、生まれて初めて映画に出演、『カラマーゾフの兄弟』で映画俳優としてのキャリアをスタートさせた。その後はブロードウェイでもシアターワールド賞を受賞。順調にスター街道を駆け上がった。

[編集] スタートレック

1966年、TVシリーズ『宇宙大作戦』がスタート。カーク艦長役で永く主演を務め、一気にスパーク。レナード・ニモイやジョージ・タケイ、ジェームス・ドゥーアンなどと共演して世界中のSFファンを虜にし、日本でも世代を越えてカルト的に支持を集めた。一時、シリーズが途切れるが1979年『スタートレック』シリーズとして映画化されて大ヒットを記録。以降、年度を挟み6作も製作され、後年は自らも主演のみならず製作総指揮、監督、脚本などを担当し、作品の中核を担った。1994年、『ジェネレーションズ』を区切りとしてカークを卒業した。これ以外の代表作としては自ら執筆したSF小説の映像化『サイバー・ドラッグ/テクフォー』シリーズの主演、1982年スタートのTVドラマ『パトカー・アダム30』の主演などが名高い。近年は子供向けアニメーションの声優としても活躍している。

[編集] 趣味と私生活

女性遍歴は華々しいものがあり、4度の結婚歴がある。だが、3度目の妻とはプール事故により死別するという悲しい過去を経験。その後は2001年に27歳年の離れたモデルと再婚する。言語はカナダ人という影響か、英語以外にもフランス語も堪能である。また、俳優業以外の職業はドーベルマン犬のブリーダー、競走馬騎手としての顔も有名。趣味は乗馬、テニスでありプロ並の腕を誇っている。