ウィーン軍事史博物館
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ウィーン軍事史博物館(Heeresgeschichtliches Museum)は、オーストリアの首都ウィーンにある博物館。オーストリアに関する軍事的な資料が幅広く展示されている。とりわけ、サライェヴォ事件に関する展示は有名。入場料のほか追加料金を支払えば、展示物の写真撮影が許可される。
[編集] 概要
近世から現代に至るまでの様々な資料が展示されている。第一次世界大戦、第二次世界大戦で使用された高射砲、航空機や、各時代の軍服、ナチス時代の出版物など、展示内容は多岐にわたる。展示の中でとりわけ有名なのがサライェヴォ事件に関するもので、1914年に狙撃された皇太子フランツ・フェルディナントの乗っていた自動車、彼がその時に着用していた血まみれの衣服、セルビア人狙撃犯プリンツィプが用いた銃などが展示されている。
本来は、1848年革命に衝撃を受けた皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が、市民の蜂起に備えて兵器収蔵庫を主目的として建てたものが起源である。徐々に兵器収納庫としての性格が失われ、現在では軍事史博物館として位置づけられるようになった。
[編集] 外部リンク
- ウィーン軍事史博物館の公式サイト(英語、ドイツ語)