ウムヌゴビ県
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ウムヌゴビ県(Өмнөговь аймаг、ラテン文字転写:Ömnögovĭ aymag)は、モンゴル国の行政区画。モンゴル国南部、ゴビ砂漠の中に位置し、中華人民共和国に隣接する。モンゴル国の県では面積が最も広いとともに、人口は最も少ない。金や銅等の鉱床に恵まれる。県庁所在地はダルンザドガド。
鉄道もなく、モンゴルの最僻地と呼ばれる。
ダルンザドガドには、ウランバートル同様のマンションもあるが、牧村に定住する人は少なく、砂漠の中で家畜を放牧しながら生活する人が多い。
通常、電話は村の郵便局にしかない。電気は、村の行政機関に頼めば引けることになっているが、 定住しない者は自家発電(風力、太陽光、発動機)をしている場合が多い。
ウランバートルからは約600キロ。ウランバートルを早朝に出発したバスは、未舗装道路を奮戦苦闘しながら早くて12時間でダルンザドガドに着く。 MIATの国内便では1時間半ほどで到着できるが、外国人料金を請求される。