エコー級潜水艦
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エコー級原子力潜水艦(Echo class submarine、проект659, 675)はソヴィエト海軍/ロシア海軍の原子力潜水艦。
核兵器搭載巡航ミサイルを搭載しており、ソヴィエトの核戦略の一翼を担った。しかし、巡航ミサイルは弾道ミサイルより撃墜されやすく、目標までミサイルを誘導しなければならないという欠点があった。エコーI級(プロイェクト659)とエコーII級(プロイェクト675)に細分される。エコーI級は1960年から1962年にかけて5隻が竣工、1990年代前半までに全艦退役。エコーII級は1962年から1967年までに29隻が竣工、1994年までに全艦退役している。エコーII級の一部は1970年代に改装を受け、ミサイルがサンドボックス対艦ミサイルになっている。
[編集] 性能諸元
[編集] エコーI級
- 全長:110m
- 全幅:9.1m
- 吃水:7.5m
- 水上排水量:4,500t
- 水中排水量:5,000t
- 機関:加圧水型原子炉×1基/蒸気タービン×2基
- 最高速力:水中28kt(51.8km/h)
- 運用深度:300m
- 乗員:75名
- 兵装