エドアルド・キヨッソーネ
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エドアルド・キヨッソーネ(Edoardo Chiossone , 1833年 - 1898年4月11日)はイタリアの版画家・画家で、明治時代に来日しお雇い外国人となった。
アレンツァーノ(ジェノヴァ県)生まれ。1875年(明治8年)に来日し、大蔵省紙幣局を指導。日本の紙幣・切手印刷の基礎を築いたほか、美術教育にも尽力した。東京で没。
また、明治天皇(御真影)や元勲の銅版画も残した。似てない作品も少なくないが、例えば西郷隆盛像については西郷本人と面識がないうえに、西郷の写真も残っていなかったため、西郷従道と大山巌をモデルに合成したものであるという。
彼が日本で収集した美術品、工芸品は、ジェノヴァ市のキオッソーネ東洋美術館に収蔵されている。