エドモンド・モレル
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エドモンド・モレル(Edmund Morel, 1841年11月17日~1871年9月23日)は、イギリスの鉄道技師である。
新橋~横浜間に日本初の鉄道を敷く際、工部省の招きで技師長・建築師長として1870年に来日した。
枕木にはイギリスから鉄製のものを輸入する予定であったが、「森林資源の豊富な日本では木材を使った方が良い」というモレルの進言により、日本産の木製の枕木が使用されることになった。日本の鉄道の将来を考えた技術指導を行ったことから、「日本の鉄道の恩人」と賛えられている。桜木町駅近くにはモレルを記念した「モレルの碑」が「鉄道発祥記念碑」とともに設置されている。
来日前からすでに肺を病んでおり、鉄道完成を目前にして結核で早逝した。横浜市の外人墓地内にある彼の墓所は、1962年に鉄道記念物に指定された。
モレルの名は、JR東日本グループのホテル・エドモントの由来にもなった。