エナジーライガー
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エナジーライガー(energy liger)は玩具メーカータカラトミー(旧トミー)が展開する『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 機体解説
エナジーライガー | |
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番号 | EZ-072 FZ-015(フューザーズ) |
所属 | ネオゼネバス帝国 |
分類 | ライオン型 |
全長 | 28m |
全高 | 12m |
重量 | 160t |
最高速度 | 660km/h |
武装 | エナジーチャージャー エナジーウイング×2 グングニルホーン 2連装チャージャーキャノン AZエクスブレード チャージャーガトリング エナジークロー×4 |
対凱龍輝用に開発されたセイスモサウルスの新たなる護衛ゾイド。背中に張り出したエナジーチャージャーは大気中のタキオン粒子を吸収、蓄積し、体内を超高速循環させる事で膨大なエネルギーを生み出す第二の動力である。それによって次元を越えた超高速である最高速度660km/hを叩き出すことが可能となった。トップスピードが高いだけでなく、旋回能力ではライガーゼロフェニックスの2倍、更には加速力も初速で600km/hを越えるという恐るべきものである。
また、それらのエネルギーを武装へ回すことによって従来の兵器でも恐るべき破壊力を手に入れた。背中のエナジーウィングからタキオン粒子を放出しながら斬りつける「ウィングスラッシュ」はブレードライガーのレーザーブレードを越える攻撃力を持つ。また、このエナジーウィングを用いて、エナジーライガーは飛行も可能である。唯一の欠点として、エナジーチャージャーはまだ試作段階のシステムであるために、最大出力での稼働時間は5分~10分と極めて短い。
本来はジェットファルコンと合体できる筈であったが、ジェットファルコンは共和国に渡り、バトルストーリー中での合体は行われなかった。ゾイドフューザーズではレイコングと合体した形態である「エナジーレイライガー」が登場した他、キットでのバリエーションとしてジェットファルコンとの合体形態「エナジーファルコン」が正式に設定されている。ただしエナジーファルコンはアニメ未登場。
[編集] 作中での活躍
初陣にてキマイラ要塞に侵入してきた共和国軍のライガーゼロフェニックス部隊を圧倒的な戦闘力で壊滅させるという大活躍を見せる。共和国首都での決戦ではヴォルフの駆る皇帝仕様エナジーライガー(エナジーチャージャーの改良によって稼働時間が倍以上になっている)が、レイのライガーゼロフェニックスを追いつめるも、空から舞い降りた新型飛行BLOX、ジェットファルコンと合体したライガーゼロファルコンによって撃破されてしまう。
[編集] 機体バリエーション
- エナジーレイライガー
- レイコングとエナジーライガーがユニゾンした形態。背部からレイコングの腕が生えているという異様な姿となる。主な追加装備はミサイルランチャー。
- エナジーファルコン
- 元々、ジェットファルコンはエナジーライガー用に開発されたゾイドである。そのため、まだジェットファルコンにはエナジーライガーとの合体回路が残っており、2機は合体が可能であるとされる。計算上の戦闘力は従来のゾイドを遙かに上回る化け物であり、電撃ホビーマガジンの設定ではデスザウラーの大口径荷電粒子砲に匹敵する破壊力を持つビームを発射可能であるらしい。