オーツタイヤ
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オーツタイヤ株式会社(英語名:THE OHTSU TIRE & RUBBER CO.,LTD.)は2003年6月30日まで存在したゴム・タイヤを製造・発売する日本の企業である。
第二次世界大戦(太平洋戦争)中の1944年に、大日本紡績(その後ニチボーを経て現・ユニチカ)の出資により、大阪府泉大津市にて設立された。特にタイヤは「ファルケン」のブランドネームで世界に知られた。社名の由来は設立の地の別称である大津(おおつ)の造語である。また、タイヤは泉大津市の代表する産業のひとつだった。
しかし、1980年代以降はブリヂストンやダンロップ、横浜ゴムの三大メーカーに押されて売り上げが減り、2003年7月1日にダンロップ、グッドイヤーのタイヤブランドを取り扱う住友グループの住友ゴム工業に吸収され、会社は解散した。その1年半後の2005年1月にダンロップ・ファルケンのタイヤを発売するダンロップファルケンタイヤが東京都江東区に設立された。
なお、地元泉大津市民の中には、古くからの名残りで、今なお、「住友ゴム工業泉大津工場」を“オーツタイヤ”と呼んでいる人がいるという。
[編集] かつてのスポンサー
- 朝だ!生です旅サラダ(朝日放送制作・テレビ朝日系列)
- サンデープロジェクト(朝日放送制作・テレビ朝日系列) ほか
[編集] 所在地
※()内は現在の施設の名称である
[編集] 外部リンク
- FALKEN - オーツタイヤ時代は同社のホームページとして使われていた。
- SINCERA WG713 - オーツタイヤとしては最後の新商品となった。
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