カップリング (同人)
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カップリングとは、主に二次創作や同人誌などの分野においてキャラクター同士の恋愛関係を指すのに用いられる語。多く、●●(キャラ名)×▲▲(キャラ名)などと表される。
目次 |
[編集] 概要
「キャラクター同士の恋愛関係」、または「キャラクター同士を恋愛関係にすること」を表す言葉。カプ、またはCPと略される。異性間、同性間、両方で使用される。
主に漫画やアニメ、ゲームなどのキャラクターで使われる。パロディではなくオリジナルのキャラクターである場合や、実在するアイドルなどで使われることもある。 「○○と□□がラブラブだったらなー」「△△は××のこと好きなんじゃないの」等の、もともとの原作にはない妄想の産物である場合も多い。
[編集] 表記方法
×をはさんで先に来るほうが攻めと呼ばれ、後ろの方が受けと呼ばれる。中間の×は通常発音されない。多くの場合×は省かれ、さらにキャラ名の一部を略して表記・発音される例も少なくない(例:太郎×花子 = 太郎花子・太花・タロハナ)。海外では、×ではなく/(スラッシュ)が同じ意味で用いられる。
また、恋愛関係ではなくコンビとして扱う場合は×のかわりに+を使ったり、片思いの場合は→でその方向を表したりと、関係性を端的に表す工夫がなされている(例:A×B←C = Aと恋愛関係にあるBにCが思いをよせる など)。
[編集] 用語
- 攻め
- 性的に能動的な立場。あるいは、性行為において挿入する側。
- 受け
- 性的に受動的な立場。あるいは、性行為において挿入される側。
- 男女カップリング、ヘテロ、ノーマル
- 女性上位であることを表す時は♀×♂。
- ♀×♀
- 百合、ガールズラブなどと呼ばれる。
- リバ
- リバーシブルの略。
また、攻め・受けが固定されない場合。百合・ガールズラブではやおい・ボーイズラブに比べリバが好まれる傾向があり、「攻め」・「受け」が明確な関係性を嫌悪する者も少なくない。逆に,やおい・ボーイズラブではリバを嫌う者も多い。
[編集] カップリングの違いによる軋轢
やおい・ボーイズラブにおいては、キャラクターの組み合わせが同じであっても、どちらを「攻め」「受け」にするかでしばしばファン同士で争いが起こる(太郎×次郎か次郎×太郎かなど)。カップリングはもともと男性より女性が熱心に行う傾向にあるが、特に「攻め」「受け」に対するこだわりは強い。そのため、カップリングを題材に同人誌即売会に参加する場合、主催者側が両者のサークルを引き離すよう配慮したり、またサークルの側でも引き離すよう要求する事例が多い。ウィキペディアでも自分の気に入らないキャラクターの詳細を勝手に書き換える行為を行うものもいる。詳細は腐女子を参照。