ガイ・リッチー
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ガイ・リッチー(Guy Ritchie、1968年9月10日 - )は、イギリスの映画監督、脚本家。子供の頃見た『明日に向かって撃て!』に影響を受けて映画監督を目指すようになったという。
準男爵の爵位を持つマイケル・レイトンの継息子であり、エドワード1世の末裔にあたる。にもかかわらず、コクニー(ロンドンの下町訛り)で喋る為、モックニー(偽りのコクニー)との指摘がされている。
15歳で学校を辞め(幼少期より読字障害に悩まされ、勉強が困難であったと自身で言及している)、映画学校には行かず雑用係として映画スタジオで働くようになる。働き出してすぐにその才能を発揮し、コマーシャルやミュージック・ビデオを手がけるようになる。
1995年に初めての短編映画『The Hard Case』を制作。続いて監督した群像劇『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』がヒット、注目されるようになる。続く『スナッチ』でも賞賛を浴びた。
2000年11月22日、マドンナと結婚。2002年には彼女主演でリナ・ウェルトミューラー監督の『流されて…』をリメイクした『スウェプト・アウェイ』を監督したが全くヒットせず、夫婦揃ってゴールデンラズベリー賞を受賞してしまった。それ以降はあまり監督業を行わず、作品に恵まれない状態となっており、最新作『リヴォルバー』も酷評された。
2004年8月31日、ゼネラルモーターズ・シボレー・コルベットの新コマーシャルが、消費者団体、安全団体の抗議を受け放送中止。このCMは少年が夢の中でコルベットを運転する内容だった。
[編集] 主な作品
- ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ Lock, Stock and Two Smoking Barrels (1998)
- スナッチ Snatch (2000)
- スウェプト・アウェイ Swept Away (2002)
- リボルバー Revolver (2005) - 日本公開2007年秋(アスミック)