ガリレオ (競走馬)
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1998年3月30日 |
死没 | 現役種牡馬 |
父 | サドラーズウェルズ |
母 | アーバンシー |
生産 | クールモアスタッド |
生国 | アイルランド |
馬主 | スー・マグナー |
調教師 | エイダン・オブライエン |
競走成績 | 8戦6勝 |
獲得賞金 | 162万1,110ポンド |
ガリレオ(Galileo)は、アイルランド産まれの元競走馬である。2001年にエプソムダービー・アイリッシュダービーと2ヶ国ダービー制覇を成し遂げ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスとアイリッシュチャンピオンステークスでは当時の欧州最強馬ファンタスティックライトと名勝負を繰り広げた。
[編集] 現役時代
その血統から注目されていたが、良血でも走らないというのはよくある事。しかしガリレオはアイルランドの名伯楽エイダン・オブライエンをして水の上でも走れると言わしめた素質の持ち主だった。
2歳は一戦だけだったものの、3歳になりバリサックスステークス、アイルランドダービートライアルと連勝してエプソムダービーに臨む。エプソムダービーでは2000ギニーの優勝馬ゴーランを寄せ付けず快勝する。続いて向かったアイリッシュダービーも快勝、次に向かったのはヨーロッパの上半期最強馬決定戦、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスであった。
キングジョージでは前年ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップを制したファンタスティックライトとの対戦となった。ガリレオはゴール前ファンタスティックライトとの叩き合いを制し優勝する。この勝利により欧州最強馬の名誉を手に入れた。
次にガリレオが向かったのは、アイルランドチャンピオンステークスであった。ここでファンタスティックライトと二度目の対戦を繰り広げた。キングジョージと同じように直線2頭の壮絶な叩き合いとなったが、ゴール前ファンタスティックライトがガリレオをアタマ差下していた。ここでガリレオは初の敗北を喫する。
その後ガリレオはマイル路線の競走、クイーンエリザベス2世ステークスへ向かう予定だったが、ここを回避し、アメリカのダート最強馬決定戦ブリーダーズカップ・クラシックへ挑戦する。しかし6着に敗れ引退。通算8戦6勝。
[編集] 種牡馬時代
2005年に初年度産駒がデビュー。まずナイタイムがアイリッシュ1000ギニーを制し産駒初のクラシック制覇を達成すると、その後もシックスティーズアイコン(セントレジャー)、レッドロックス(ブリーダーズカップ・ターフ)等のG1馬を輩出した。2006年デビュー組も上々の滑り出しで、カルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出されたテオフィロ陣営は、翌年のイギリス三冠の可能性について言及している。
[編集] 血統表
ガリレオの血統 (サドラーズウェルズ系(ノーザンダンサー系)/Native Dancer4×5=9.38%) | |||
父
Sadler's Wells 1981 鹿毛 |
Northern Dancer 1961 鹿毛 |
Nearctic | Nearco |
Lady Angela | |||
Natalma | Native Dancer | ||
Almahmoud | |||
Fairy Bridge 1975 鹿毛 |
Bold Reason | Hail to Reason | |
Lalun | |||
Special | Forli | ||
Thong | |||
母
Urban Sea 1989 栗毛 |
Miswaki 1978 栗毛 |
Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Hopespringseternal | Buckpasser | ||
Rose Bower | |||
Allegretta 1978 栗毛 |
Lombard | Agio | |
Promised Lady | |||
Anatevka | Espresso | ||
Almyra F-No.9-h |