ギザの大ピラミッド
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ギザの大ピラミッド(ギザのだいピラミッド、Great Pyramid of Giza)とは、ピラミッド建築の頂点とされるクフ王のピラミッドである。エジプトのギザで建設された。なお、世界の七不思議で唯一現存する建造物である。
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[編集] ギザの大ピラミッドに至るまでの沿革
一般に、ピラミッドの出現は、王墓独自の創出により、ファラオ(王)を頂点とした中央集権国家が確立したことを示している。したがってピラミッドの建造が盛んなことは、エジプト中央集権国家としても盛期であったと言える。
ギザの三大ピラミッド(ギザの大ピラミッド(クフ王のピラミッド)、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッド)が建造された時代は「エジプト古王国時代(第3-第6王朝)」であり、この時代のピラミッドは、規模・技術ともに最高水準を示すことから、当時のことは、別名で「ピラミッド時代」ともいわれる。
なお、ピラミッドの語源は諸説あって確定できない。古代エジプト語名は「メル(mer)」である。
[編集] ギザの大ピラミッド
クフ王の王墓であるギザの大ピラミッドは、ピラミッド建築の頂点とされ、最大規模を誇る。
もとは高さ146.6m(現在の高さ138.8m)、底辺:230.4m、勾配:51度50分、容積:約260万m3で、平均2.5tの石材を約270万~280万個積み上げたと計算される。長さと高さの比は黄金比であり、また、これは14世紀にリンカン大聖堂の中央塔が建てられるまで世界で最も高い建築物であった。
こうした規模とともに石積技術も最高水準にある。例えば、底辺の長さの誤差は20cm、方位の誤差は1分57秒-5分30秒という正確さを誇る。
[編集] 関連項目
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