クラレンドン伯爵
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クラレンドン伯爵(Earl of Clarendon)は18世紀イギリスの政治家および外交官であったトマス・ヴィラーズによって1776年に創設された爵位。トマスは第2代ジャージー伯爵ウィリアム・ヴィラーズの次男である。
1661年に初代クラレンドン伯爵エドワード・ハイド(ジェームズ2世の最初の妻アン・ハイドの父)によって既に創設されていたが、その後4代で家が絶えたため、孫娘の夫にあたるトマス・ヴィラーズが伯爵を授爵した。
クラレンドン卿に付随する爵位は1756年に創設されたウィルトシャー州ヒンドンのハイド男爵のみである。この爵位はクラレンドン卿の長男により儀礼称号として使用されている。
一家の屋敷はハンプシャー州のビショップス・ワルサム付近のホリウェル・ハウスである。
[編集] クラレンドン伯爵 (1661年創設)
- 初代クラレンドン伯爵エドワード・ハイド (1609年-1674年)
- 第2代クラレンドン伯爵ヘンリー・ハイド (1638年-1709年)
- 第3クラレンドン伯爵エドワード・ハイド (1678年-1723年)
- 第4代クラレンドン伯爵・第2代ロチェスター伯爵ヘンリー・ハイド (1672年-1753年)
[編集] クラレンドン伯爵 (1776年創設)
- 初代クラレンドン伯爵トマス・ヴィラーズ (1709年-1786年)
- 第2代クラレンドン伯爵トマス・ヴィラーズ (1753年-1824年)
- 第2代クラレンドン伯爵ジョン・チャールズ・ヴィラーズ (1757年-1838年)
- 第2代クラレンドン伯爵ジョージ・ウィリアム・フレデリック・ヴィラーズ (1800年-1870年)
- 第2代クラレンドン伯爵エドワード・ハイド・ヴィラーズ (1846年-1914年)
- 第2代クラレンドン伯爵ジョージ・ハーバート・ハイド・ヴィラーズ (1877年-1955年)
- 第2代クラレンドン伯爵ジョージ・フレデリック・ロレンス・ハイド・ヴィラーズ (1933年 - )
相続人: ハイド卿ジョージ・エドワード・ロレンス・ハイド・ヴィラーズ (1976年-)
[編集] 関連
- ジャージー伯爵