クリーチャー (映画)
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『クリーチャー』(CREATURE)はアメリカのSFホラー映画。1985年公開作品。アメリカでは当初"Titan Find"として公開された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
顔面の皮が剥がれるグロテスクなシーンが話題となった。1985年度全米SF映画協会グランプリ受賞。製作会社はトランス・ワールド・エンターテイメント。
監督はウィリアム・マローン。出演しているのは日本ではほとんど無名の俳優ばかりだが、『ノスフェラトゥ』で知られる怪優、クラウス・キンスキーが出演している。
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[編集] あらすじ
21世紀、新たな鉱物資源を求め、世界各地の巨大企業は宇宙へ進出。最大企業の一つ、アメリカのNTI社は、土星の衛星タイタンで、エイリアンの遺跡を発見するが、そこには20万年もの間、恐るべきモンスターが獲物を待ち構えていたのである・・・。
[編集] 過去作品へのオマージュ
監督のウィリアム・マローンは大のSF&ホラーマニアとして知られる。この作品もリドリー・スコット監督『エイリアン』(1979年)の亜流作品の一つとして扱われており、作中には『エイリアン』や『遊星よりの物体X』(1951年)など、SFホラーの古典作品へのオマージュとも受け取れる場面が見受けられる。
- タイトルの『クリーチャー』
…「クリーチャー」(creature)と言うのは本来、登場するモンスターの固有名詞ではなく、「生物」「(神の)創造物」を意味する普通名詞である。転じて、SFやホラーの世界では「怪物(モンスター)」を指す専門用語としても用いられる。これは『エイリアン』の「エイリアン」(Alien、本来は「外国人」、転じて「異星人」)や『物体X』の「ザ・シング」(The Thing、「物」、(正確には複数形で)「生き物」など)にも共通する所である。いずれもそのモンスターの固有名詞ではないにも関わらず、そのインパクトがあまりに強烈なため、固有名詞のように認識されている。
- クリーチャーが収納されているプラスチック製のカプセル
・・・『エイリアン』のフェイスハガーが生まれる卵を思わせる。
- クリーチャーの造型
・・・エイリアンに似ている。
・・・ロバート・A・ハインラインのSF小説『人形つかい』(ハヤカワ文庫)では、タイタンのナメクジだかアメーバのようなエイリアンが人間に寄生して、地球侵略を目論んだ。
- クリーチャーに高圧電流を浴びせて倒そうとする
・・・『遊星よりの物体X』では、ザ・シングが同じ方法で倒された。作中には、『物体X』と思われる映画の話が出てくる。しかし、本作品では気絶させただけで、倒すことは出来なかった。
[編集] スタッフ
- 監督:ウィリアム・マローン
- 製作:ウィリアム・ダン
- 製作総指揮:モシュ・ディアマント、ロニー・ヘイダー
- 脚本:ウィリアム・マローン、アラン・リード
- 撮影:ハリー・マシアス
- 音楽:トーマス・チェイス、スティーヴ・ラッカー
- 特撮:L.A.エフェクト・グループ
[編集] キャスト
- クラウス・キンスキー
- ウェンディ・スカール
- ライマン・ウォード
- アネット・マッカーシー
- スタン・アイヴァー
- ロバート・ジャフィー
- マリー・ローラン
- ダイアン・サリンジャー
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