遊星よりの物体X
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「遊星よりの物体X」(ゆうせいよりのぶったいえっくす、原題The Thing from Another World)は、1951年、アメリカのRKO、ウィンチェスター・ピクチャーズ製作のSFホラー映画。
1982年には、ジョン・カーペンター監督によりリメイク作品の『遊星からの物体X』が製作された。
[編集] ストーリー
アラスカの科学研究所は、謎の飛行物体が落下し磁力計が狂っていることを発見する。司令部から到着したヘンドリー大尉は、キャリントン博士から報告を受け、スコット記者らと共にに落下地点に向かい、一部分を除き氷上に露出し氷に埋もれた円盤を発見する。氷から掘り起こすためにテルミット爆弾を使用するが、爆破と共に円盤に引火、爆発し飛散する。ガイガーカウンターが反応する辺りを調べると氷の中に人のような「物体」が確認できた。ヘンドリー大尉たちは、氷ごと「物体」を掘り出し基地に持ち帰る。
倉庫に運び込まれた「物体」の監視役バーンズ伍長が怪しい影に襲われる。 へンドリー大尉の一行が倉庫を調べに行くと、溶けた氷には人型の跡が残っていた。「物体」は外の犬を殺し逃走して姿を消した。キャリントン博士は犬に噛み千切られた残骸の一部を調べ、「物体」が遊星より飛来した植物組織生物で、動物の血を吸って成長し、知力と腕力は人類より優れた怪物であることを突き止める。残骸の一部は成長する速度が速く、人類の脅威となる「物体」だった。 人類のために即刻撃滅を望む軍と貴重な研究資料として培養を主張する科学者が対立する。
[編集] スタッフ
- 監督:クリスティアン・ナイビイ
- 製作:ハワード・ホークス
- 原作:ジョン・W・キャンベル Jr.(『影が行く』)(1938年)
- 脚本:チャールズ・レデラー
- 撮影:ラッセル・ハーラン
- 編集:ローランド・グロス
- 音楽:ディミトリ・ティオムキン
- 美術:アルバート・S・ダゴスチノ、ジョン・J・ヒュージ
- メイクアップ監修:リー・グリーンウェイ
- 特殊撮影効果:リンウッド・ダン
- 特殊効果:ドナルド・スチュワード
[編集] キャスト
- ニッキ・ニコルソン:マーガレット・シェリダン
- パトリック・ヘンドリー隊長:ケネス・トビー
- アーサー・カリントン博士:ロバート・コーンスワイト
- ネッド・スコッティ・スコット:ダグラス・スペンサー
- エディー・ダイク:ジェームス・R・ヤング
- ボブ:デウェイ・マーチン
- ケン・マクパーソン:ロバート・ニコルズ
- バーンズ:ウィリアム・セルフ
- ステーン博士:エドゥアルド・フランツ
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