グリーンカレー
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グリーンカレーは、日本でタイカレーと呼ばれるタイ料理・ゲーンのうち、緑色をしているためゲーン・キョウ・ワーン แกงเขียวหวาน Gaeng Kiaw Wang (汁物・緑・甘いの意)と呼ばれるものを外国人が呼ぶときの名称。他の多くのゲーンと同様に数多くの香辛料やハーブをすり潰したペーストを炒めてココナッツミルクやナムプラー、具になる野菜(豆ナス、タイナス、赤ピーマンなど)、肉、エビや魚を加えて煮込んでつくるが、コリアンダー(パクチー)やキダチトウガラシの一種プリック・キー・ヌーを未熟の青いときに収穫して加えるなど緑色のハーブ類を用いているため、緑色となる。タイ国内の食品会社によって既製品のペーストがレトルト食品の形で商品化されており、海外にも輸出されているため、タイ国外でもよく知られ、ココナッツミルクと具を加えるだけで気軽に調理できるタイ料理のひとつとなっている。