コミックガンマ
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『コミックガンマ』は、竹書房が1990年代に刊行した漫画雑誌。当初は同社の発刊している4コマ漫画専門雑誌「まんがくらぶ」などの増刊号として季刊発行された。創刊は1992年。
前述のとおり、創刊時は季刊発行であったが、翌年(1993年)の夏(8,9月合併号)より隔月刊化。1994年10月号より月刊化を果たす。1996年6月号をもって休刊。
目次 |
[編集] 概要
当時としては画期的であった「完全なアニメ(おたく)世代」や「従来の少年誌に我慢できず、かといって青年誌へ移行するには早すぎる年代である中高生」を対象として作られた漫画雑誌で、アニメ作品のコミカライズ漫画作品の連載など、積極的なメディアミックス展開(主にキングレコードスターチャイルドレーベル)や美少女系、ビジュアル系の漫画作品を数多く排出した雑誌であった。
「月刊少年キャプテン」(徳間書店)と並び、現在における「月刊少年エース」(角川書店)や「月刊ドラゴンエイジ」(富士見書房)「月刊サンデーGENE-X」(小学館)「月刊マガジンZ」(講談社)などに代表されるメディアミックス系漫画雑誌の元祖であり草分け的存在として知られる。
しかし、その時代を先取りしすぎた編集方針は、当時漫画をメインで楽しんでいた世代には受け入れられ難く、雑誌そのもののは1996年6月号で休刊(事実上の廃刊)となり、全34号で終わりを告げた。この最終号では翌年夏頃にコンセプトを引き継いだ雑誌の新創刊を示唆する内容の告知があったが、実現しなかった。
ちなみに、ガンマを担当していた編集部員はその後角川書店などに流れ、上記後続雑誌郡を発刊する原動力になったといわれる。
この雑誌にて連載されていた作品は、現在では高い評価を受けているものも多く、一部の作品を除いて大半は休刊とともに未完となったためにこの短命はファンに衝撃を与えると共に現在では非常に惜しまれている。
[編集] 連載・掲載された作品
[編集] あ行
- 碧奇魂ブルーシード(高田裕三)
- 「兄貴」シリーズ(柴田亜美)
- アルゴレスト バスターズ(大森葵)
- 宇宙課々付エヴァ・レディ(御米椎 現・みよね椎)
- エリダヌス座θ(清水としみつ)
- ANGEL IN BLUE(新田賢司)
[編集] か行
- 風少年キム(神宮寺一)
- ガンマキッズ・シアター(やぎさわ梨穂)
- 原魔強臨(うしだゆうじ)
- キャプテン・ヴィーナス(新貝田鉄也郎)
[編集] さ行
[編集] た行
[編集] な行
- 「のら」はシリーズ作品。雑誌掲載時はサブタイトルがメインタイトルだった。
[編集] は行
- Percolation(画・SUEZEN 作・大塚康生)
- BADGE(萩原玲二)
- バトラー(おーたみのる)
- 必殺山本るりこ(唐沢なをき)
- 美少女装高艦隊CUTE(中原れい)
- ふぁんたじあ(永野あかね)
- BOOM TOWN(内田美奈子)
- BLACK MOON(まつもと泉)
- FOREIGNER(加納隆己)
[編集] ま行
- 魔境学園風雲記 ハーフ&ハーフ(巣田祐里子)
- 夢限冒険