ゴッドフィールド
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ゴッドフィールドはインターネット上でグウジ(HN)が運営しているオンライン対戦型のカードバトルゲーム。完全無料の為、必要なソフトウェアをインストールすれば誰でも楽しむ事ができる。
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[編集] 概要
作品中ではプレイヤーは神界の預言者という設定であり新しい地球神の座に君臨する為に争いを繰り広げる。プレイヤーは全員、同じ山札からカードを引くので長く遊んでいる人と始めたばかりの人の有利不利の優劣が少ないのが人気のポイントである。ゲームを行う為には各ロビーの中にある神界に行き神殿を建てる必要がある。対戦相手が見つかれば即バトルが楽しめ、2人から9人までの個人戦の他、チームバトルもできる。(1ゲームにおける最大参加人数は9人まで。)またチャット機能によってプレイヤー同士で雑談を楽しむ事ができたりチーム戦の時にチーム送信機能での作戦会議ができる。ロビーのチャット機能では、そのロビー内の各神界に全送信する機能を備えているので各神界にいる人達に対戦希望を呼びかけることができる。
[編集] ゲームの流れ
ゲームは基本的にターン制で以下のことが繰り返される。これを何度も繰り返した結果、相手のHPを先に0(HPが0になった状態をこのゲームでは昇天と呼ぶ。)にし、最後まで生き残った人が勝者となる。(全員のHPが0になった時は引き分けとなる。)チーム戦の場合は自チーム以外の預言者のHPが0になった時、ゲームが終了し勝敗が決定する。決着が着くと勝ち点(以下、神通力と呼ぶ)が増える。これは勝利した預言者全員に与えられるもので、チーム戦の場合はたとえ自分が昇天していてもチームが勝利していれば神通力が増える。個人戦の場合は参加人数と同数の神通力が勝者に与えられ、チーム戦の場合はチーム数と同数の神通力が勝利チームに与えられる。引き分けの場合は試合形式に関わらず神通力が1増える。負けた場合は当然ながら勝ち点は貰えない。
- 攻撃ターン
- 自分のターン。使うカード(以下、神器と呼ぶ)を選択。使う対象を選択してOKボタンを押す。
- 防御ターン
- 相手のターン。相手の攻撃に対して防御に使う神器を選択してOKボタンを押す。この時、同じ分類の神器を同時に使う事はできない。(例 指輪を2つ以上同時に使う事はできない。)また防御に使える神器がない。またはあっても使わない場合はそのままOKボタンを押す。この場合は攻撃をそのまま受けてしまう事になる。
- この防御ターンでは攻撃だけでなく他のプレイヤーからの回復効果などの処理も行う。チーム戦や相手が幻覚状態の時などによくある。
[編集] 神器
このゲームで使われるカードの事を神器と呼ぶ。神器は攻撃ターンになると必ず1つを使わなければならない。場合によっては併用も可能である。神器は基本的には使い捨てであるがそうでない物も幾つか存在する。
- 武器
- 攻撃ターンに相手へダメージを与える為に使う神器。オーソドックスな物から特殊効果を持つ物までその種類は様々である。また、同時に使う事で武器の攻撃をサポートする神器も存在するのでそれと併せて使うとより大きなダメージを期待できる。
- 防具
- 防御ターンに相手からのダメージを軽減する神器。中には相手の攻撃を弾く神器や跳ね返す神器もある。このゲームにおいては攻撃よりも防御を重視した方が良い場合が多い。
- 奇跡
- MP(ミラクルパワー)を消費しなければ使う事ができない。(他の神器との併用でMP無で使える事がある。)この神器は使い捨てではなく1度覚えた奇跡は相手の神器の効果などで忘れない限りは永続的に使用が可能である。実際のゲームにおいて奇跡による連続攻撃は強力で有効である事が多い。奇跡の効果は相手にダメージを与えるだけでなく、相手を状態異常にできたりなどと様々な種類がある。
- 祈る
- 所有する神器の中に武器が存在しない時、登場する。その特殊な性質上、正確には神器とは呼べないかもしれない。山札の中には存在しない。ただし所持神器が限度を超えている場合は登場しない。
- 両替
- HP、MP、金を好きなように配分できる。HPが減っている時にHPに増やして危機を逃れたりMPを増やす事で奇跡の連続使用などに用いる。山札の中に占める割合は最も多い。
- 売る
- 自分の神器を1つ選び相手に強制的に売りつける。相手は神器の値段分の金を使用者に支払う。金が足りない場合はMP、HPで支払われる。「金の棍棒」など高級な神器を売りつける事で相手のステータスを大幅に削れる。この神器でHPを削る技は売り殺しなどと呼ばれる。
- 買う
- 相手の神器からランダムに1つを選択し買う事ができる。買うには金を払わなければならず買わずに捨てる事もできる。これを使われた相手はハンドアドバンテージを負う事になる。
[編集] 属性
神器によっては属性を持つ神器が存在し、カード名の文字色が変わっている。基本となる無属性の神器は黒字で表示される。どの属性も無属性より優れた特性がある為、預言者はこれを上手く使いこなす必要がある。各属性の性質は以下の通りである。(2種類の神器しか存在しない特殊な属性の物も存在するが特に属性共通の効果というものはないので以下の説明では省略する。例 金属性・海属性)
- 火属性
- 火属性の防具は水属性の攻撃を防ぐ事ができる。攻撃は水属性か天属性でしか防げない。
- 水属性
- 水属性の防具は火属性の攻撃を防ぐ事ができる。攻撃は火属性か天属性でしか防げない。
- 木属性
- 木属性の防具は土属性の攻撃を防ぐ事ができる。攻撃は土属性か天属性でしか防げない。
- 土属性
- 土属性の防具は木属性の攻撃を防ぐ事ができる。攻撃は木属性か天属性でしか防げない。
- 天属性
- 天属性の防具は天属性以外の攻撃を防ぐ事ができる。攻撃は冥属性の防具でしか防げない。このゲーム中で後述の冥属性と並んで最強の属性と言える。
- 冥属性
- 冥属性の防具は天属性の攻撃を防ぐ事ができる。(実際にはダメージを軽減する冥属性の防具は存在せず攻撃を仕掛けた相手を状態異常にする物のみである。)冥属性の攻撃は全ての防具で防げるが、防ぎきらないと死神が降臨し、攻撃を受けた預言者のHPを全て奪いつくす。防御しやすい反面、最もおっかない属性である。
[編集] 状態異常
状態異常とは預言者に様々な悪影響を引き起こし、ゲームを更に面白くしてくれる。種類は5種類だが「病」は5段階あるのでそれぞれを別々に記している。病は一定の確率で次の段階に移ったり、他の預言者に伝染したりする。これはどの病にも共通する性質である。
- 弱風病
- 病の第1段階。攻撃ターン毎にHPが10下がる。
- 強風病
- 病の第2段階。攻撃ターン毎にHPが10下がる。弱風病よりも伝染しやすい。
- 熱風病
- 病の第3段階。攻撃ターン毎にHPが20下がる。
- 地獄病
- 病の第4段階。攻撃ターン毎にHPが50下がる。病の中では最悪の状態と言える。また他の病よりも治しにくい。
- 天国病
- 病の最終段階。攻撃ターン毎にHPが50回復する。ただし、発作が起きるとHPが0になる。天国病の預言者はいつ昇天するか分からない恐怖にさらされるが、状況によってはゲーム展開を有利に進めることができる。また他の病よりも治しにくい。
- 霧
- 周りの状況がよく分からなくなる。他の預言者のステータス欄が?で表示され、状態異常の欄も全て霧で覆われる。神界史でも他の預言者の行動は名前ではなく「霧の向こうの誰か」と表示される。また攻撃ターン、ターゲットを選ぶ時も自分か「霧の向こうの誰か」になる。チーム戦では「霧の向こうの誰か」を選ぶと味方に攻撃してしまう恐れもある。
- 閃光
- 武器攻撃を外してしまう事がある。但し全体攻撃の命中率は影響しない。
- 幻覚
- 攻撃ターン時、自分のコマンドが無視され勝手に行動してしまう。(防御は正常にできる。)この状態異常のみ一定の確率で元に戻るがとにかく無茶苦茶な行動により戦略が崩れてしまう事が多いのでかなり恐ろしい。自分を攻撃したり相手を回復させたりしてしまう事もある。
- 暗雲
- 本来、命中率に関係なく全体攻撃を必ず受けてしまう。この状態異常の時に「雷」などを連打されると非常に厄介である。また他の状態異常と比べて治しにくい。
[編集] 守護神
ゲーム中に預言者をダメージから守ってくれる守護神というものが存在する。守護神のHPは150~250の枠内でランダムに決定する。守護神の召喚には「解放」や「守護封印の壺」などの神器を使う事で呼び出せる。対象の預言者のターンになると何らかの行動を起こす。またそれぞれ属性を持つ。
- 火星神
- 火属性の守護神。毎ターン、炎属性の全体攻撃を仕掛けてくるが、攻撃力は最大でも50と比較的低めである。だが全体攻撃の命中率は高い。
- 水星神
- 水属性の守護神。毎ターン、水属性の攻撃を仕掛けてくる。霧攻撃は防ぎきらないと霧の状態異常になってしまう。
- 木星神
- 木属性の守護神。毎ターン、木属性の攻撃を仕掛けてくる。攻撃力自体は低いが幻覚や吸収などの付加能力を持った攻撃をしてくる場合があり注意が必要である。
- 土星神
- 土属性の守護神。毎ターン、土属性の単体攻撃を仕掛けてくる。全体攻撃はできないが攻撃力は高い。
- 天王神
- 天属性の守護神。毎ターン、天属性の攻撃を仕掛けてくる。相手を閃光の状態異常にする事もある。攻撃が防ぎにくいので危険度が高い。
- 冥王神
- 冥属性の守護神。冥属性攻撃を仕掛けてくるが何も行動を起こさない事がある。相手を暗雲の状態異常にする事がある。死神を呼ぶ力を秘めた攻撃をするので長く場に残していると非常に危険。
- 海王神
- 海属性の守護神。状態異常を治したりHPやMPを回復したりと回復を専門としている守護神。相手に一切危害を加えないが対象者のステータスを無尽蔵に巨大化させる力を秘めている。
- 金星神
- 金属性の守護神。預言者の金を操作する。この守護神の行動で相手に危害を加えるものは相手からお金を30奪うことだけなのでこの守護神から受けるダメージは少ないが長く残しているとお金がどんどん増えてしまいステータスに大きな開きができてしまうので注意が必要である。
- 地球神
- 毎ターン、守護についた預言者の神器の中から1つを選択してそれを使用する。ただし奇跡やその他の神器を選んだ場合は行動を起こさない。この守護神は自分の計画を狂わせる諸刃の剣となる場合があり若干扱いにくい守護神ともいえる。
- ミラック
- 神界のどこかに棲む生き物。何も行動をしないターンも多いが単体攻撃、全体攻撃、状態異常の回復のように様々な効果を持つ。たまにくしゃみをする事があるが、くしゃみをされた預言者は状態異常が最悪の状態になる。(地獄病、霧、閃光、幻覚、暗雲)
[編集] 掲示板
ゴッドフィールドのサイト内には「預言者の啓示版」という名前の掲示板が存在する。「啓示」とは「神が人に教え示す」という意味があり、ゴッドフィールドとかけた名称となっている。雑談スレッド、バグ報告スレッド、新しい神器・守護神・状態異常を考えるスレッド、アンケートスレッド、リーグ戦検討スレッド、大会開催報告スレッドなど様々な物が存在する。管理人、預言者同士の交流の場として盛んに活用されている。
[編集] ランキング
ゴッドフィールドのサイト内には各預言者の強さを表す神通力をランキングで示した「月間ランキング」が存在する。これは毎月更新され先月誰が多く神通力を稼いだのかが一覧で見る事ができる。この順位を上げようと士気を高める預言者も多い。
[編集] ゴッドリーグ
通算試合数100試合以上の預言者なら参加申請をする事で誰でも入る事ができる。強さごとに9人ずつの級に分かれて個人戦を行う。10級まで存在し、90人で満員となる。ゲームは祝日も含む平日5日間の22時から行われている。ゲーム参加は任意だが1ヶ月間、1度も試合に出なかった場合は来月のリーグから除名される。各級の試合で稼いだ勝ち点で順位を競う。1ヶ月間のリーグ戦で稼いだ神通力がそのまま勝ち点となる。但し試合開始時間に1人しかいない場合は不戦勝となり勝ち点が1増える。(この場合、試合数と神通力は増えない。)勝ち点が並んでいる場合はリーグ参加者の番付順に従って順位が決まる。リーグでは毎月、昇格・降格の入れ替えがあり1位は2級昇格、2・3位は1級昇格。7・8位は1級降格、9位は2級降格する。但し1級リーグの場合は4位も1級昇格、6位も1級降格する。除名があれば、級や番付が繰り上がる。このゴッドリーグは2006年をもって終了した。
[編集] 別のゴッドフィールド
以前、ゴッドフィールドのサイトでCGI版を配布していた。(現在は終了している。)旧版と新版が存在する。神器の名前や画像など異なる部分がある。
[編集] リニューアル
2007年3月下旬から大幅なリニューアルを開始。現在進行中。