サウロン
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サウロン (Sauron、アイヌアの創造の時 - 第三紀3019年3月25日) はトールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』、『シルマリルの物語』の登場人物。 『ホビットの冒険』に言及がある「死人うらない師」とは、かれのことである。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 第一紀
サウロンはもとはヴァラールのひとり、工人アウレのマイアであった。しかし、モルゴスに誘惑されて副官として彼に仕え、城砦アングバンドの支配を任された。 ヴァラール軍によるウツムノ攻略の際にはその追及を逃れ、中つ国に隠れ潜んでいた。 モルゴスが西方から逃亡し、中つ国に帰還すると再び姿を現し、仕えた。
[編集] 第二紀
怒りの戦いの後改悛したが、指揮官のエオンウェが西方に帰還した後行方をくらまし、後に美しい姿と弁舌をもってエルフたちの間を歩き回り、彼らの力と知識を自分のために役立てようとした。 特にエレギオンにおいて歓迎され、力の指輪の製作に力を貸したが、のちに彼らを裏切り、モルドールで密かに力の指輪全てを支配する一つの指輪を製作した。 ケレブリンボールはサウロンの裏切りを見抜いて三つの指輪を隠すが、サウロンはエルフに指輪の引渡しを求めて戦いを挑み、エレギオンを滅ぼす。
この後、ギル=ガラドと抗争しながら中つ国の支配を進めてゆくが、あと一歩のところでエルフの同盟者ヌーメノールから攻撃を受け、降伏する。 サウロンはヌーメノールに連行され、牢獄に幽閉されたが、やがて王をたぶらかしてヌーメノールを堕落と滅亡へと追いやった。ヌーメノールが滅亡するときにかれも巻き添えを食って海に投げ出され、肉体を失い、二度と美しい姿をとれなくなったが、魂のみの姿となってなんとか中つ国に逃げ戻った。 中つ国には既にヌーメノールから逃れた者たちがゴンドールとアルノールを建設しており、怒り狂ったサウロンは一つの指輪を身につけ、ゴンドールに戦いを仕掛けたものの、これに危機感を覚えたエレンディルとギル=ガラドが結んだ最後の同盟との戦いに敗れ、モルドールの軍は壊滅した。サウロン自身もエレンディルとギル=ガラドによって倒され、イシルドゥアに指輪を奪われた。
[編集] 第三紀
再び魂を復活させたサウロンは緑森大森林の南端で死人占い師として力を蓄え、敵対勢力の力を削ぐことに専念する。 結果、アルノールは滅び、七つの指輪はドワーフの手を離れ、ゴンドールは弱体化した。 2941年、白の会議により闇の森を追われるがすぐにモルドールに戻り、バラド=ドゥアを再建して復活を宣言する。 一つの指輪が見出されていることを知ったサウロンは軍備を整えて指輪奪取と中つ国支配を試みるが、ホビット族のフロド・バギンズによって滅びの山オロドルインの滅びの罅裂に指輪を投げ込まれ、永久に滅亡した。
中つ国のアイヌア | |
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アイヌリンダレ(アイヌアの音楽) | |
男性格のヴァラール: | マンウェ | ウルモ | アウレ | オロメ | ナーモ(マンドス) | イルモ(ローリエン)| トゥルカス |
女性格のヴァラール: | ヴァルダ | ヤヴァンナ | ニエンナ | エステ | ヴァイレ | ヴァーナ | ネッサ |
暗黒の敵: | モルゴス(メルコール) |
マイアール: | エオンウェ | イルマレ | オッセ | ウイネン | サルマール | サウロン | メリアン | アリエン | ティリオン | ゴスモグ クルモ(サルマン) | オローリン(ガンダルフ) | アイウェンディル(ラダガスト) | アラタールとパルランド | ドゥリンの禍 |
この「サウロン」はJ・R・R・トールキンの中つ国に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(Portal:文学) |