サマルカンド州
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サマルカンド州 Samarqand viloyati |
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州都: | サマルカンド(Samarqand) |
面積: | 16,400 km² |
人口: | 2,322,000 (2005年) |
人口密度: | 142人/km² |
ISO 3166-2: | UZ-SA |
サマルカンド州(ウズベク語:Samarqand viloyati、ロシア語:Самаркандская область)は、ウズベキスタンの地方行政区画。ウズベキスタン中央部のザラフシャン川流域に位置し、ナヴァーイー州、ジザフ州、カシュカダリヤ州のほか、タジキスタンに隣接する。
サマルカンド州は16の地区に分けられる。州都のサマルカンド(人口36.8万人)のほか、主要都市としてブルングル、ジュマ、イシティハン、カッタコルガン、ウルグト、アクタシがある。
気候は典型的な大陸性気候である。主要な農業生産物は綿花、穀物、ワイン、養蚕である。
大理石、花崗岩、石灰岩、方解石、チョークといった建築資材を産出する。工業部門では金属加工、食品加工、繊維、窯業が盛んである。
州内の鉄道の総延長は400km、舗装道路の総延長は4,100kmに達する。
サマルカンドは、首都タシュケントに次いで、国内2番目の経済的、文化的中心都市であり、ウズベキスタン共和国科学アカデミーの考古学研究所も置かれている。サマルカンドは、ユネスコの世界遺産にも登録されており、重要な観光資源となっている。