サム・ニール
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サム・ニール(Sam Neill, 本名 Nigel Neill、1947年9月14日-)は俳優。北アイルランドの生まれで、7歳の時にニュージーランドに移住した。
『私のすばらしいキャリア』に出演していたニールを見た俳優ジェームズ・メイソンがプロデューサーたちに推薦状を書き送ったところ、そのうちの一通が『オーメン』完結編の主役を探していたハーベイ・バーンハートの元に届き、スクリーンテストを受けて採用され、一躍注目されるようになる。1980年には、イザベル・アジャーニ主演のカルト作品『ポゼッション』で鬼気迫る怪演を見せヨーロッパでも顔が知られるようになった。以降はサスペンスやSFなどで屈折した悪役を演じたり、『ケインとアベル』をはじめとするTV映画でも癖のある主人公を演じている。代表作は『イベント・ホライゾン』、『モンタナの風に抱かれて』他。
[編集] その他
- 顔立ちが俳優の志垣太郎に似ている。また、ロック歌手のピーター・ガブリエルにも似ているといわれている。
- 額に縦方向のすじがある。
- 『オーメン3/最後の闘争』はキャリアの汚点だといっている。
- なお、『007』シリーズの4代目ジェームズ・ボンドの最有力候補だったが、プロデューサーの一声で却下されてしまった。
- 『デッド・カーム』の撮影現場で知合った日本人メイクアップ・アーティスト(渡辺典子)と1989年に結婚した。
- 『レッド・オクトーバーを追え!』でサム・ニールが演じたボロディンは「亡命したらモンタナに行きたい」と行っていた。『ジュラシック・パーク』で演じたグラント博士はモンタナの砂漠地帯でヴェロキラプトルの化石を発掘していた。その後『モンタナの風に抱かれて』にも出演した。理由は不明ながら、異様にモンタナに縁がある。
[編集] 主な出演作品
- オーメン最後の闘争 Omen III: The Final Conflict(1981)
- ポゼッション Possession (1980)
- デッド・カーム/戦慄の航海 Dead Calm (1988)
- レッド・オクトーバーを追え! The Hunt for Red October(1990)
- 夢の涯てまでも Until the End of the World (1991)
- 透明人間 Memoirs of an Invisible Man (1992)
- ピアノ・レッスン The Piano(1993)
- ジュラシック・パーク Jurassic Park(1993)
- 泉のセイレーン Sirens (1994)
- ジャングル・ブック The Jungle Book (1994)
- ザ・シンプソンズ The Simpsons (1994) 声の出演
- マウス・オブ・マッドネス In the Mouth of Madness (1995)
- 恋の闇 愛の光 Restoration (1995)
- 革命の子供たち Children of the Revolution (1996)
- グリム・ブラザーズ/スノーホワイト Snow White: A Tale of Terror (1997)
- イベント・ホライゾン Event Horizon(1997)
- モンタナの風に抱かれて The Horse Whisperer (1998)
- 月のひつじ The Dish (2000)
- ジュラシック・パークIII Jurassic Park III(2001)
- ウィンブルドン Wimbledon (2004)
- バミューダ・トライアングル (ミニシリーズ) triangle(2005)
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