サンダーセプター
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『サンダーセプター』は、1986年7月にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)がアーケードゲーム用として発表したフロントビュー型シューティングゲーム。 同年12月には、面数や構成・フィーチャーが改定され、新たに画面が立体的に見える液晶シャッター式3Dスコープが追加された『3DサンダーセプターII』も発表された。
大型筐体を使った体感ゲームだが筐体自体は可動しない。ポールポジションの筐体を改造して使う再利用企画でもあった。座席に座り、操縦桿とそれに取り付けられた2つのボタン(ノーマル弾とハイパー弾、後述)、アクセルペダルで自機「サンダーセプター」を操作する。
[編集] ストーリー
銀河系内の各星間がハイパーウェイと呼ばれるエネルギー通路でつながれていた宇宙暦7650年。 銀河系連邦軍と異形生命体エイリアンとの戦争は、エイリアン側の圧倒的優位のまま継続している。 連邦軍は最終兵器V-28を開発した。 しかしV-28を作動させるために必要な特殊鉱物ゲルトニウムは、すでにエイリアンの手に落ちた惑星ケルベロスにしかない。 激しい戦闘の後、残されたジムリッターは、ゲルトニウムを届けるため、ハイパーウェイ戦闘機サンダーセプターを駆って、 妨害するエイリアンと戦いながら、ただひとり連邦軍基地へ向かうのであった。
[編集] ゲーム内容
- プレイヤーはサンダーセプターを操縦して、POWERが切れる前にハイパーウェイの最後までたどりつけばステージクリアとなる。
- サンダーセプター本体の体力を示すPOWERが切れてしまうとゲームオーバー。
- サンダーセプターは2種類の武器を持っていて、一つはブラスター。これは連続発射可能で、赤色の敵を1発で、紫は2発、緑は3発、黄は4発で破壊する普通の弾。もう一つは、ナパームボム。これは、1面で5発しか使えない強力な弾で一度に多くの敵を破壊できる。