サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)
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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(リプライズ)(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise))は、1967年に発表されたビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のラスト・ナンバーである。アルバム最後の曲は次の曲「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」だがその曲は「アンコール・ナンバー」という扱いなのでこの曲がラストというわけである。作詞・作曲はポール・マッカートニー(クレジットおよび著作権表記上はレノン=マッカートニー)。
[編集] 概説
この曲はオープニング・ナンバーの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のリプライズ・バージョンだが、歌詞はオープニング曲と違い、短めでタイトルコールを複数回合唱するというもの。コンセプト・アルバムとしての終幕を飾る曲で、バンドと観客との別れを惜しむという設定になっている。フレンチ・ホルンがフィーチャーされておらず純粋なロックン・ロールといえるものだ。
アルバム中の前の曲「グッド・モーニング・グッド・モーニング」のアウトロが終わっていきなりイントロが始まり、アウトロとクロスフェードして「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のイントロが流れる。このため編集版アルバム『ザ・ビートルズ1967年~1970年』(通称『青盤』)LPに「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」が収録された際アウトロの一部が収録されていたが、CD化の際に修正されている。
当時既に「レス・ポール」氏のスタジオにはAMPEXに特注した8トラック「オープン・リール」レコーダーが存在していたが、このアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」は4トラック・レコーダー数台を駆使して製作された。