サーブ 340
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サーブ 340(Saab 340)は 近距離用の33から37座席の双発ターボプロップ 旅客機である。スウェーデンのサーブ社とアメリカのフェアチャイルド社が協同開発した。1983年に初飛行し最初はSF340という名前であったが、後に340Aに名前が変えられた。改良型の340Bは1989年から運用されている。改良点は、エンジン出力の向上およびプロペラ径の増大である。1995年には更に改良したB+型が開発されている。メーカーの事業見直しにより1999年に生産が終了した。量産機数は500機以上である。またサーブ 340を大型化したサーブ 2000も生産された。
離着陸性能も優秀であり、B+型では、1,200mの滑走路で離着陸できる。
日本にも輸入されており、主にYS-11型の後継機として日本エアコミューター、北海道エアシステムなどの航空会社のほか、海上保安庁でも使用している。
また、スウェーデン軍ではレーダーを装備し、早期警戒機(AEW)としての運用も行っている。
[編集] 仕様
- 乗員:3名
- 乗客:33-37名
- 航続距離;1,735km
- 全巾: 21.44m (70ft 4in)
- 全長: 19.73m (64ft 9in)
- 全高: 6.97m (22ft 11in)
- 巡航速度:522 km/h
- エンジン: GE社製CT-7-9A/9B型ターボプロップエンジン 2基
- 出力:1,870 shp
- プロペラ: Dowty Rotor or Hamilton Standard (Total Diameter 132in) 4枚羽
- 最大離陸重量: 13,155 kg
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