システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
システム (system) は、相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体。系。一般性の高い概念であるため、文脈に応じて系、体系、制度、方式、機構、組織といった多種の言葉に該当する。
それ自身がシステムでありながら同時に他のシステムの一部でもあるようなものをサブシステムという。
目次 |
[編集] 語源
ギリシャ語で「結合する」を意味する「σύστημα systema」を語源にもつ。 「systema」は同じくギリシャ語の「synistanai」を元に作られた語句であるが、 これは「共に」を意味する「σύν syn」と「立てる」を意味する「ἵστημι histemi」を組み合わせた動詞である。
[編集] システムの種類
- 開かれた(オープンな)システム
- システムの外部からの入力を受け付けたり、システム外部への出力を行うシステム。
- (例:ATM)
- 閉じた(クローズドな)システム
- システム内の構成要素の間でのみ入出力を行い、外部との入出力がないシステム。
- (例:外部からの干渉がないと仮定したとき、太陽系はこれであると考えることができる。)
[編集] 情報分野におけるシステム
何らかの入力に対して出力を行う仕組みや装置のこと。論理的な仕組み・構造なども含まれる。
システムを設計するための学問としてシステム工学・情報システム学がある。
[編集] システムの例
- 工学
- 工業プラント
- 航空機
- スポーツ
- サッカーにおける攻撃・守備の布陣。FW、MF、DFに配置の事を言う。フォーメーションと同義(サッカーのフォーメーションを参照)。