シーボーズ
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シーボーズとは特撮テレビ番組『ウルトラマン』および『ウルトラファイト』に登場した怪獣。二足歩行型恐竜が白骨化したかのような姿をしており、別名「亡霊怪獣」。名前は海坊主に由来する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ウルトラマンに登場したシーボーズ
『ウルトラマン』第35話「怪獣墓場」(1967年3月12日放送)に登場。
- 身長:40メートル
- 体重:3万トン
- スーツアクター:鈴木邦夫
宇宙にあるウルトラゾーンの中の、かつてウルトラマンに倒された怪獣の霊が漂う「怪獣墓場」と呼ばれる空間から、月ロケットにしがみついて地球に落ちてきた。科学特捜隊が「地球では見たことが無い」と言っていたので、どこか別の星で倒された怪獣と思われる。高層ビルの屋上から飛んで怪獣墓場に帰ろうとするが、飛行能力が備わっていないためうまくいかなかった。怪獣墓場に帰りたいことを察知した科特隊により、月ロケットでもう一度宇宙に帰す作戦が実行されるが失敗し、そこに現れたウルトラマンも宇宙へ運んでやろうとするが途中で力尽き墜落してしまった。再度、科特隊により月ロケットをウルトラマンの姿に変えた「ウルトラマンロケット」で宇宙へ帰す作戦が実行され、ウルトラマンの協力もあって無事成功し、怪獣墓場へと帰っていった。
- この回のみ、ハヤタはウルトラマンに3回変身している。
- 怪獣供養にて位牌に付けられた戒名は「宇宙院妙法怪獣居士」。
- 後に『ウルトラマンメビウス』第21話において、40年たった今もなお、ウルトラマンロケットに抱きついたまま怪獣墓場に漂っている姿が発見された。
[編集] ウルトラファイトに登場したシーボーズ
『ウルトラファイト』第113回「墓場からの使者」から21回にわたって登場。『ウルトラマン』に登場した時とは違い、性格は好戦的で暴れん坊。ねばっこさに定評があるほか、怪獣界のサッカーの名手という一面も持っている。さらに不完全だがセブンに対抗して同じ「宇宙陰陽の構え」を繰り出した。また自らに対して仁義を切るイカルスに対して、それすら省みないで攻撃を仕掛ける狼藉ぶりを見せる。