スタートレック ジェネレーションズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『スタートレック ジェネレーションズ』(Star Trek: Generations, 1994年パラマウント映画)は、スタートレックの映画第7作。『新スタートレック』の登場人物が出演する劇場版としては、記念すべき第1作となる。監督はデビッド・カーソン。日本での公開は1995年12月。
『宇宙大作戦』 (TOS) と『新スタートレック』 (TNG)、新旧2世代の登場人物が共演を果たし、ファンの話題を大いに集めた作品。シリーズの重要なキャラクターが死亡するという展開は熱心なファンから反発も受けたが、結果的には、興行収入1億ドルを超える大ヒットとなった。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
2293年、U.S.S.エンタープライズBの進宙式に招待された先代エンタープライズの元船長ジェームズ・カークらは、そのまま試験航海に同行した。救難信号を受けたエンタープライズBはリボン状のエネルギーの渦に巻き込まれている難民輸送船から数十人の難民を助け出す。その中に、輸送船へ戻りたがるソランがいた。またエンタープライズBもエネルギー・リボンに捕らわれ、カークは艦を脱出させるために自ら起こした爆発で消息を絶つ。
その78年後。ウォーフの昇進祝いの日に救難信号を受けたU.S.S.エンタープライズDが、攻撃を受けた観測基地へ向かう。唯一の生存者がソランだった。彼はエネルギー・リボンの中にある世界「ネクサス」での体験が忘れられず、ネクサスに戻るために恐るべき計画を実行に移そうとしていた……
[編集] キャスト
役名 | 俳優 | 日本語版吹き替え |
---|---|---|
ジャン=リュック・ピカード | パトリック・スチュワート | 麦人 |
ウイリアム・ライカー | ジョナサン・フレイクス | 大塚明夫 |
データ | ブレント・スパイナー | 大塚芳忠 |
ジョーディ・ラ=フォージ | レヴァー・バートン | 星野充昭 |
ウォーフ | マイケル・ドーン | 銀河万丈 |
ビバリー・クラッシャー | ゲイツ・マクファデン | 一城みゆ希 |
ディアナ・トロイ | マリーナ・サーティス | 高島雅羅 |
トリアン・ソラン | マルコム・マクダウェル | 牛山茂 |
モンゴメリー・スコット | ジェームス・ドゥーアン | 藤本譲 |
チェコフ | ウォルター・ケーニッグ | 辻親八 |
ジェームズ・カーク | ウィリアム・シャトナー | 矢島正明 |
ルーサ | バーバラ・マーチ | 磯辺万沙子 |
べトール | グウィニス・ウォルシュ | 藤生聖子(旧版は田中敦子) |
ガイナン | ウーピー・ゴールドバーグ | 東美江 |
[編集] 豆知識
作品の内容
- 当初はスポックとマッコイらオリジナルシリーズのレギュラー陣全員が出演するはずだったが、ニモイとケリーは『スタートレックVI』でファンへのお別れは済んでいるとして、顔見世にしか過ぎない出演を拒否。スポックはスコットに、マッコイはチェコフに置き換えられたため、キャラに合わない言動が目立つ。
- 劇中でカークが乗る馬は、ウィリアム・シャトナー自身の持ち馬。シャトナーが乗馬の熱心な愛好者であることは有名で、『スタートレックV』でも、その腕前の一端を見せている。
- のちに『スタートレック:ヴォイジャー』でトゥボックを演じることになるティム・ラスが、エンタープライズBのクルーを演じている。トゥボックはあるエピソードでこの時代にも艦隊士官として勤務しており、後から見るとパラレルワールド的な配役となった。
[編集] 外部リンク
スタートレック |
TVシリーズ 宇宙大作戦 | まんが宇宙大作戦 | フェイズII 新スタートレック | ディープ・スペース・ナイン | ヴォイジャー | エンタープライズ |
映画 スタートレック | カーンの逆襲 | ミスター・スポックを探せ! | 故郷への長い道 | 新たなる未知へ | 未知の世界 ジェネレーションズ | ファーストコンタクト | 叛乱 | ネメシス | スタートレックXI |
関連項目 登場人物 | 異星人 | 宇宙船(エンタープライズ) | 惑星 | 日本語資料 | テンプレート |
カテゴリ: 劇場版スタートレック | 1994年の映画 | 映画関連のスタブ項目