スピニッヂ・パワー
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スピニッヂ・パワーは1970年代後半~1980年頃まで存在したバンド。所属事務所はビーイング。メンバーはたいへん流動的で固定されたことがバンドの歴史上確認できない。それゆえに「ビーイング的な手法の走り」とも言われる。当時流行っていたディスコミュージック的な音楽を行っていたと音楽誌には紹介されることも多いが、現存するデモテープを聴く限り、そのジャンルの曲は半分ぐらいしかない。
[編集] リリースされた曲
- ポパイ・ザ・セーラーマン
- 『ポパイ』がモチーフ。約40万枚を売り上げた。
- BOROBOROBORO
- メインボーカルは女性。氷室京介がコーラス参加している(氷室のプロデビュー曲)。氷室のデビュー曲として音楽誌などで紹介される際には『ボローボローボロー』とカタカナ表記されることが多いが、シングルレコードのジャケットではローマ字表記である。歌詞の内容も「涙がボロボロ流れる」様子を書いたものなのでカタカナ表記では『ボロボロボロ』が正しい。作詞はビーイングの総帥である長戸大幸。歌詞は当時のヒット曲の曲名を繋ぎ合わせたものである(後のMi-Keの『想い出の九十九里浜』(この曲も長戸大幸の作詞)と似たコンセプトである)。
- ホット・サマー・レイン
- 氷室京介がメインボーカルをとっている。この曲でTV出演もした。
このほかに、少なくとも3枚のアルバムをリリースしている(2nd.アルバム『BOROBOROBORO』、3rd.アルバム『IN & OUT』)。