スルツェイ島
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スルツェイ島(Surtsey Island)は、アイスランドにある無人島。1963年に海底火山の噴火により出現した。日本の西之島新島と並んで、海底火山の噴火から新島を形成した典型例として有名である。名前は、アイスランド語で『スルトの島』を意味する。
[編集] 概要
- 面積 - 2.8km²
- 標高 - 173m
アイスランドは大西洋中央海嶺上にあり、火山活動が活発である。
[編集] 歴史
- 1963年 - 11月14日 アイスランド南西海域付近で操業中の漁船が硫黄臭に気付き、午前7時に噴煙を確認。
- 1964年(1月) - たびたびの噴火で標高173メートルを記録。
- 1965年
- 5月 - アイスランド政府が聖域宣言。入島は許諾制となる。Surtsey Research Societyが設立される。
- 1967年
- 6月4日 - 火山活動が停止。
[編集] スルツェイ式噴火
従来、ウルトラブルカノ式と呼ばれていた噴火形式で、マグマたまりの中の水蒸気圧力が上昇することによって爆発するタイプであるが、高温のマグマが海水に触れることによって、大量の水蒸気を発生させ大爆発を起こすところから、マグマ水蒸気爆発と呼ばれる。さらに、スルツェイ島噴火が典型例であったところから、スルツェイ式と呼ばれるようになった。