ソロヴェツキー諸島
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ソロヴェツキー諸島(ロシア語 Солове́цкие острова́)は、白海オネガ湾に浮かぶ6つの島で構成される諸島である。ソロフキという略称で呼ばれる。行政上はロシアのアルハンゲリスク州に属すソロヴェツキー区である。面積347km2、人口968人(2002年の調査)。
[編集] 歴史
15世紀にソロヴェツキー修道院をはじめとする壮大なロシア正教の修道院が発見され、それ以降は聖地として知られていた。
ロシア革命後まもなくレーニンの発令により、修道院の建物は「ソロフキ特別目的キャンプ」 (Solovetsky Lager' Osobogo Naznachenia, SLON) へと姿を変える。その後強制収容所グラーグとして、特に1920年代に「反革命分子」とされた何千人もの人々が命を落とした。
1992年にソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群として、世界遺産に登録された。