ダウンヒル
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ダウンヒルは、マウンテンバイク(MTB)競技の一種で、最も危険で激しいジャンル。山に作られた斜面・急斜面をMTBを使って高速で走行する。
上級者は時速80~90kmを超えるスピードで走行することも少なくない。ダウンヒルコースは自転車で走るからといって土がしっかり踏み固められたものではない。大きな石がゴロゴロしている箇所、砂利が敷き詰められている箇所等、多数の障害がコース内に存在する。中でも恐怖感が大きいのは、ドロップオフと呼ばれる段差である。段差自体は1mも無い程だが、そこを自転車で下りるとなると怖い。上級者コースには速いスピードが出るエリアにもドロップオフは存在する。
ダウンヒルコースが設置されている場所は、ゴンドラ(ロープウェイのようなもの)又は運搬専用の車でMTBとライダーを山の上まで運び、ライダーはそこから一気に山を下る。基本的にダウンヒルに上りという概念はない。ジャンルとしてはエクストリームスポーツに分類される。
日本で最も著名なコースとして富士見パノラマリゾートが挙げられる。