チュメニ
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チュメニ(Тюмень, Tyumen)はロシア連邦、シベリア西部の都市。シベリア連邦管区チュメニ州の行政の中心。トゥラ川の河畔に広がる。人口は510,700人(2002年)。モスクワから2,144km。
シビル・ハン国の時代、1586年にロシア人によって建設された。シベリアで最初のロシアの都市である。以来、「シベリアへの玄関口」として知られる。1885年にシベリア鉄道が開通した。1950年代にチュメニ油田が発見されて以後、大きな経済成長を遂げた。チュメニ油田は旧ソヴィエト連邦最大の油田であり、今もロシア国内の原油の約6割、天然ガスの約8割を産出する。木材加工や化学工業なども盛ん。
チュメニ国立大学や、劇場、博物館などがある。
ラスプーチンは、チュメニ近郊の農村ポクロフスコエに生まれた。また、第二次世界大戦中、レーニンの棺が安全のために一時チュメニの博物館で保存されていた。「 ホワイト・クリスマス」などを作曲したアーヴィング・バーリンもチュメニの出身である。
[編集] 姉妹都市
ヒューストン、アメリカ合衆国