トランスオクシアナ
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トランスオクシアナはラテン語で「オクサス河の向こうの土地」を意味し、具体的にはアムダリヤの北のトルコ族の多く住む地域をさし、現在ではウズベキスタンとカザフスタン・トルクメニスタン・タジキスタンの各共和国のそれぞれ一部に該当する。地域の中心になる都市として、サマルカンドがある。イラン人は古くには大体同じ地域を「トゥーラーン」と呼び、またアラビア語では「河の向うの土地」を意味する「マーワランナハル」と呼ぶ。古くは遊牧民が闊歩する地であった。また中華圏を結ぶシルクロードが発達し、テュルク人やソグド人などが交易などを通じて東西を結んだ。この地は9世紀から10世紀かけてイスラム化が進んだ。13世紀にモンゴル人に侵されるまでイスラム文化の一中心地であった。
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