ドミンゴ・グスマン
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ドミンゴ・グスマン(Domingo Guzman、1975年4月5日-)は、ドミニカ共和国出身の中日ドラゴンズに所属したプロ野球選手である。ポジションは投手。背番号は42番。
抜群の身体能力で150km近い直球と優れたチェンジアップを持つ助っ人投手。
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[編集] 人物
サンディエゴ・パドレスでメジャー入りを果たしたが定着には至らず、その後台湾に渡り和信で「多明哥」の登録名でプレーをする。2002年に横浜ベイスターズに登録名「グスマン」でテスト入団。最初にスタートした中継ぎではなかなか結果を残せなかったが、先発転向後は安定するようになり5勝を挙げる。翌2003年シーズンは登録名を「ドミンゴ」に変えて、一年間先発ローテを守ったがムラっ気の多さが災いとなり8勝12敗の成績にとどまり自由契約となる(但し45勝94敗1分で最下位の横浜にあって、8勝はチーム単独トップ)。2004年シーズンに中日ドラゴンズに入団後は、自身初の二桁勝利(10勝5敗)を果たしたが翌2005年シーズンは肩の故障で殆ど投げられなかった。2006年シーズンも2勝2敗と揮わず5月に2軍落ち、8月にウエーバー公示され、8月21日に自由契約選手になった。
横浜在籍時は打撃に非常に消極的だったことで知られ、18打席連続三振(世界記録)の珍記録を持つが、一方で中日入団後は、野球を始める以前にしていたバスケットボールで鍛えた俊足を生かして、バントヒットを狙うなどその意識にも変化が見られた。ちなみに中日時代、荒木から「自分より足が速い」と評価されていた。
また、風貌が元読売ジャイアンツのバルビーノ・ガルベスに似ていることから、来日時に「兄弟?」と周りを驚かせた。
[編集] 略歴
- 身長・体重 1m87cm、92kg
- 投打 右/右
- 出身地 ドミニカ共和国
- 球歴・入団経緯 ミグア高サンクリストバル-パドレス-台湾・和信-横浜ベイスターズ(2002年-2003年)-中日ドラゴンズ(2004年-2006年シーズン途中解雇)
[編集] プロ時代の戦歴
[編集] 通算成績(2006年退団時成績)
- 78試合 24勝26敗 351三振 防御率3.99