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バスケットボール - Wikipedia

バスケットボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

バスケットボールの試合
バスケットボールの試合

バスケットボール (basketball) は、5人対5人で一つのボールを使い、相手チームのバスケットにボールを入れること(シュート)や自チームのバスケットに相手がボールを入れることを防ぐことで得点を競うスポーツである。試合時間終了後に、より多い得点を得たチームが勝利となる。ボールを片手で床に弾ませながら動いたり(ドリブル)、自チームの選手に渡して(パス)、シュートまで持ち込む。日本語では、籠(かご)と、球技の球(きゅう)合わせて籠球(ろうきゅう)とも表記する。また、その競技に使用する専用のボールを指すこともある。

目次

[編集] 歴史

米国マサチューセッツ州、スミス・カレッジの女子バスケットボールチーム。競技が考案されておよそ10年後、1902年の写真
米国マサチューセッツ州、スミス・カレッジの女子バスケットボールチーム。競技が考案されておよそ10年後、1902年の写真

バスケットボールは一人の人物によって考案された数少ない競技のひとつである。考案者はアメリカマサチューセッツ州スプリングフィールドYMCAの大学の講師を務めていたカナダ人のジェームズ・ネイスミスで、彼の考え出したルールが現在のバスケットボールの原型になっている。初めての公式試合はその大学で1892年1月20日に行なわれた。ネイスミスは、ニュー・イングランド地方の長い冬に外でスポーツ(アメリカンフットボール)ができない間、室内でアメリカンフットボールと同じくらい激しく行えるスポーツを求めていた。そこで体育館のギャラリーに桃を入れる籠(かご)を下げて、そこにサッカーボールを入れ合う、今のバスケットボールの原形が生まれたのである。考案当初には逸話が多く存在し、人数を設定していなかったため100人近くでプレーする高校が出た、籠を取り付けた2階には観客がおり、ゴールを妨害することがあった、などのものがある。バスケットボールは当初から人気があり、スミス大学の体育教師を務めていたセンダ・べリンソンによって女性用バスケットボールが始められるなど、その年のうちにアメリカ国内のあちこちで競技されるようになった。その後、YMCAを通じ世界各国へ広まっていき、1932年6月には国際バスケットボール連盟(FIBA)が結成され、1936年ベルリンオリンピックから男子バスケットボールがオリンピック正式種目として採用された。また、1976年モントリオールオリンピックから女子正式種目にも採用された。FIBA発表では1998年時点で世界の競技人口は4億5000万人、FIBAに加盟した国と地域は2006年8月に213まで増えた。

日本へはスプリングフィールド大学を卒業した大森兵蔵1908年に東京YMCAで初めて紹介した。1930年には日本バスケットボール協会(JABBA)が設立され、普及と発展及び競技レベルの向上に努めている。21世紀を迎える頃に競技人口は600万人に達し、2005年には日本初のプロリーグbjリーグが発足したが、他国と比べると遅く、アジアの各大会で苦戦を強いられている。国内の室内球技としてはバレーボールフットサルと並んで人気なスポーツである。漫画SLAM DUNK』の連載が日本でのブームの立役者となり、この漫画の存在は現在の日本バスケに大きな影響を残している。

[編集] 主なルール

以下に記すのは主に国際バスケットボール連盟(FIBA)及び日本バスケットボール協会(JABBA)のオフィシャルルールによる。北米のプロリーグであるNBAでは独特のルールがあり、国内でもbjリーグなどは、若干ルールを変えている。bjリーグのルールに関しては[1]を参照のこと。また、小学生が行うミニバスケットボールもルールが異なる。

  • 5人対5人で試合を行う。3人対3人の3on3もある。
  • ボールは手で扱わなければならない。ボールを保持したまま3歩以上歩くこと(トラヴェリング)、故意に足または腿で蹴ったり止めたりすること、拳で叩くことなど、軽微な反則はヴァイオレイション(反則)と呼ばれる(詳細はヴァイオレイションの項を参照のこと)。
  • 選手同士の肉体の接触は原則として禁止されている。この反則はパーソナルファウルと呼ばれる(詳細はファウルの項を参照のこと)。
  • 相手方のゴールにボールを投げ入れること(シュート、ショット)により得点になる。通常時のショットは2点であり、通常時でも3ポイントラインという線より外側(3ポイントエリア)でのショットに成功すると3点が得られる[1]。また、ファウルによって行われるフリースローによる得点は1点である。
  • シュート動作中に守備側からファウルを受けるとフリースローが与えられる。そのシュートが成功した場合バスケットカウントとなり得点は認められ、さらに1本のフリースローが与えられる。シュートが失敗した場合でも、通常時のシュート中で2本、3ポイントシュート中で3本のフリースローが与えられる。
  • プレイヤーがコート内でライブのボールをコントロールした場合、そのチームはコントロール開始から24秒以内にショットをしなければならない(24秒ルール)。
  • ゲームはセンターサークルで両チームのプレイヤーによりジャンプボールで始められる[2]。前半2つのピリオドでは相手チームのベンチ側にある相手チームのバスケットを攻め、3ピリオドからは攻めるバスケットを入れ替える。
  • 第2クォーターからは、オルタネイティング・ポゼッション・ルールにより、センターライン脇のサイドラインからのスローインで始まる。

[編集] 審判とテーブルオフィシャル

審判は2人もしくは3人(プロや各国代表同士の試合など)で行う。これは主催者により選択される。

このほかに、審判を補佐し、得点を記録するなどの仕事を行うテーブルオフィシャルが4名いる。

詳しくは審判およびテーブルオフィシャルを参照のこと。

[編集] ボール

ボール
ボール

天然皮革、人工皮革、ゴムなどで作られたボールが使われる。公式ボールとしては検定球が使われる。一般(男子)用には7号球(周囲75~78cm、重量600~650g)が、一般(女子)及び中学生用には、6号球(周囲72~74cm、重量500~540g)が、小学生用には、5号球(周囲69~71cm、重量470~500g)使われる。なお1.8mの高さから落とした際1.2~1.4mはずむ様に空気圧が調整される。 また、2004年のFIBA(国際バスケットボール連盟)の規格改定により従来の茶色の8枚パネルから茶色とクリーム色2色の合計12枚パネルのボールが認められ、選手や観客にとってボールの軌道や回転など視認性が高まった。

[編集] コート

コート
コート

縦28m、横15m(小学生では縦22m、横12m)のコートが使われ、幅5cmの白線で区画が設定される。長辺をサイドライン、短辺をエンドラインと呼ぶ。エンドラインの内側120cm、高さ3.05mの位置にバスケットが設けられる。

[編集] ユニフォーム

ユニフォームはシャツとパンツを言う。バスケットではノースリーブやショートスリーブ、ランニングなどを主に着用する。シャツとパンツはできるだけ単色を基本とし[3]、前と後ろは同じ色でなければならない。チームメンバーは全員同じ色、形のものを着用する。一方のチームは濃い色、他方は薄い色(白が望ましい)のものを着用する。プログラムの先に記述されたチーム、またはホームチームが淡色のユニフォーム、後に記述されたチーム、またはビジター(アウェイ)チームが濃色を着用するが、両チームの話し合いで交換してもよい。ユニホームには番号を胸と背中に付ける。この番号は4以上の自然数を付ける事が決められている。これは得点があった場合などの審判のジェスチャーは指を1から3本立てて表現するものが多くあり、番号との混同を避けるためである。ただし、NBAでは00、0から3の番号をつけている選手もいる。背番号#バスケットボールも参照のこと。他の球技と同様、チームのロゴやエンブレム、広告なども付ける事がある。

[編集] 試合時間

10分を1ピリオド(クォーターとは呼ばない)とし、第1ピリオドから第4ピリオドまでの4つのピリオド・計40分間で行なわれる(NBAの場合12分クォーター4本)。ファウルやヴァイオレイションが起こる、フリースローやタイムアウトの最中などは試合時間(ゲームクロック)を一時止める。サッカーラグビーホッケーにあるロスタイムはない。

各ピリオド間では、第1と第2及び第3と第4の各ピリオドの間に2分間、第2と第3クォーター間のハーフタイムに10分間のインタヴァル(インターバル、インターヴァルとも書く)がそれぞれ与えられる。ただし、これは大会の主催者によって変更されることもしばしばある。以前は20分の前半・後半(ハーフ)、ハーフタイム10分だった。その後NBAのルールとほぼ同じくクォーター制となった。いわゆる引き分けはなく、同点の場合5分単位での延長(オーバータイム)戦を決着がつくまで繰り返し実施する。延長戦は第4ピリオドの延長とみなされ、チームファウルは第4ピリオドと合わせて数えられる。

中学生の試合では、8分のピリオドを4回行う。延長は3分となる。

小学生の試合では、5~6分のピリオドを4回行い、前半10人の選手を1人5~6分出場させ、第1クォーターから1人の選手が3クォーター連続で出場できない。延長は3分となる。

[編集] タイムアウト

各チームは、タイムアウトを取ることができる(チャージド・タイム・アウト)。タイムアウトは1分である。各チームはこの間に作戦を練る、選手を休ませるなどしてゲームの流れを変えている。タイムアウトの請求ができるのはコーチまたはアシスタントコーチである。ただし、請求してすぐに認められるわけではなく、ゲームクロックが止まった場合に認められる。前半2つのピリオドで2回、後半2つのピリオドで3回まで取ることができる。したがって、1チームが1試合で使えるタイムアウトは合計5回である。前半2つのピリオドで使わなかったタイムアウトは後半のピリオドに持ち越せない。オーバータイム(延長戦)突入時は1回のオーバータイム(5分)につき1回取れる。なお、bjリーグでは20秒タイムアウトを1試合で2回使える。2006年のルール改訂により、4ピリオド残り2分以降にボールをコントロールするチームがタイムアウトを取った場合、バックコートからスローインするときはセンターラインのアウトからのスローインとなる。小学生では第4クォーター、延長戦では両チーム交代できる。

NBAのタイムアウトは1試合につき1分を6回(ただし第4クォーターで使える回数は3回まで)、前半もしくは後半2クォーター(1ハーフ)につき20秒を1回(1試合合計2回)取れる。また、オーバータイム1回(5分)につき1分を3回取れる。タイムアウトの請求はコーチだけでなく、攻撃中のチームの選手も可能である。

[編集] ファウル

規則に反する違反のうち、からだの触れあいおよびスポーツマンらしくない行為など、重い反則をファウルと呼ぶ(ファールとも書く)。パーソナル(個人)ファウルは1試合5つ(NBAでは6つ)犯すと強制交代しなければならず(失格、俗に退場とも)、以後そのゲームには出場できない(以下の選手交代も参照)。基本的にはサッカーのように退場したら自チームのベンチに座れない、欠員の補充ができない、次の試合以降数試合の出場停止ということはない[4]。チーム・ファウルは各ピリオドにつき5回目以降は相手チームにフリースローが与えられる。

詳しくはファウルを参照のこと。

  • パーソナル・ファウル - 身体接触を伴うファウル
    • ブロッキング - 相手プレイヤーの進行を不当に抑えること
    • チャージング - 攻撃側プレイヤーが先に位置を占めている防御側プレイヤーに突き当たること
    • 後方からの不当なガード - 後方からガードする際に相手に触れる、など
    • ホールディング - 相手をつかんだり押さえたりする
    • イリーガル・スクリーン - 不当なスクリーン(壁のようにして相手の侵入などを防ぐこと)・プレー
    • イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ - 相手に触る、叩くなどの不当な手の使い方
    • プッシング - 手や体を使って相手を押しのける
    • トリッピング - 相手を転ばせる
  • ダブルファウル - 両チームのパーソナルファウルが同時に2つ起こる
  • アンスポーツマンライク・ファウル - パーソナルファウルの中で、過度に強い身体接触を伴ったり、特にスポーツマンらしくないファウル
  • ディスクオリファイイング・ファウル - 1回のファウルで退場になるもの
  • テクニカル・ファウル - 悪口を言ったり、大声を出して驚かせるなど、身体接触を伴わないファウル。相手チームに2個のフリースローが与えられる
  • ファイティング - コート内やその周辺で乱闘を起こした、あるいは起こりそうな場合に適用されるファウル

[編集] 選手交代

コート上にいる選手はプレーヤー、ベンチにいる選手は交代要員として区別される。各チームでベンチ入りできる選手は最大12人(bjリーグではホームチームのみ15人)で、プレーヤーが5人、交代要員が最大7人(bjリーグではホームチームのみ最大10人)である。

選手交代が認められるのは、ゲームクロックが止められている時である。第4ピリオドと延長の最後の2分でフィールド・ゴールが決まった時はゲームクロックが止められているが、この時は得点を入れられたチームのみに交代が認められる。得点したチームは、相手チームの交代がある、相手チームがタイムアウトを請求した場合を除くとこのタイミングでの交代は認められない。同じチームで2人以上同時に交代することも可能である。

フリースローのシューターが交代する場合は様々な制限がある。基本的には与えられたフリースローの最後の1投が成功した時のみ交代が認められる。そのフリースローが失敗した場合、交代は認められず、次に交代が出来るタイミングまで持ち越されてしまう。但し、怪我などによりプレーの続行が難しい場合はフリースローを行う前に交代が認められ、交代したプレーヤーが代わりにフリースローを行う。

交代要員は何度でもプレーヤーとしてゲームに復帰できる。ただし、ファウルを5つ犯した場合や悪質なファウル(ディスクオリファイング・ファウル)などで失格になった場合は、再びプレーヤーとしてゲームに復帰することはできない。

[編集] ヴァイオレイション

ボールを扱う際に起こる軽微な反則のこと。バイオレーション、ヴァイオレーションと書くこともある。

詳しくはヴァイオレイションを参照のこと。

  • アウト・オブ・バウンズ - ボールがコート外に出ること
  • ダブルドリブル・イリーガルドリブル - ドリブル後にとまった後、再びドリブルをする、ドリブル中に手で支え持つ
  • トラヴェリング(トラベリング) - ボールを持って3歩以上歩くなど
  • キックボール - 足または腿でボールを蹴ったり止めたりすること
  • 3秒ルール - 自分のチームがフロントコートにボールを入れて攻撃しているとき、相手コートの制限区域に3秒以上とどまっていること
  • 5秒ルール - アウトオブバウンズでボールを渡されてから5秒以上スローインをしない、ボールを保持したときに相手が近接してディフェンスを行っている場合、シュート、パス、ドリブルをせずに5秒経過する
  • 8秒ルール - バックコートでボールのコントロールを始めたときに、8秒以上フロントコートに進めないでいること
  • 24秒ルール - ボールのコントロールを開始してから24秒以内にショットしないこと(小学生では30秒ルールとして扱われている)
  • バックコート・ヴァイオレイション(バックパス) - ボールをフロントコートからバックコートに戻すこと(小学生ではバックコート・ヴァイオレイションは適用されない)
  • ゴール・テンディング - ショット後のボールがリングより高い位置にある(ボールがリングをめがけ進んでいる)場合にボールに触ること
  • インタフェア(インターフェア) - ショット後のボールがリングの上にあるとき、ゴールネット、リング、バックボードに触れること

[編集] 用語

[編集] ポジション

上から順に、1番(PG)、2番(SG)、3番(SF)、4番(PF)、5番(C)という呼ばれ方もする。 また、バスケットボールにおいてポジションはそれほど厳密でなく、各プレイヤーが多くの役割をこなすことが理想である。そのため、ユーティリティ・プレイヤーも多く、ガードとフォワードを兼任できる選手をガード・フォワード(GF)、またフォワードとセンターを兼任できる選手をセンターフォワード(CF)、フォワード・センター(FC)と呼ぶことがある。

ガード2人を合わせてバックコート、フォワード2人とセンターを合わせてフロントコートなどとも呼ぶ。

NBAでは本来のポジションがフォワードでありながら、ポイントガードの働きをする選手も少なくない。そのような選手は稀ながらポイントフォワードと呼ばれる。ポイントフォワードの選手には、マジック・ジョンソン(特に現役復帰後)、アンソニー・メイソン、レブロン・ジェームズラマー・オドムらがいる。

[編集] 参考

NBA.comによるポジションの解説

[編集] シュート

詳しくはシュートの項を参照のこと。

  • レイアップシュート - ランニングシュート、ドリブルシュートの種類がある。リングに一番近い位置まで走って近づきつつ片手で打つシュート。最も成功率が高い一般的なシュート。
  • ダンクシュート - ボールを直接ゴールに入れるシュート。
  • セットシュート - ジャンプしないで放つシュート。フリースローなどに多用される。
  • ジャンプシュート - ジャンプにより相手をかわし、またジャンプの力を利用し放つシュート。
    • フェイダウェイシュート - ディフェンスのいる向きの反対方向(シュートチェック・ブロックされないよう)にジャンプしながら放つシュート。
    • ターンアラウンドシュート - ディフェンダーに背を向けた状態からゴールの方向へ振り向いて(時にはジャンプもして)放つシュート。
  • フックシュート - ボールを片手に乗せ、そのまま放るシュート。
  • クラッチシュート - 特にレイアップシュートやダンクシュートなどで、空中でシュートを打つふり(フェイク)をしてからもう一度シュートする。ゲームの勝敗を左右する重要な場面(クラッチタイム)で決まったシュートのことも指す。

[編集] パス

  • チェストパス - 胸の位置から両手で押し出す、最も基本的で確実なパス。
  • ワンハンドパス - 片手で出すパス。間にディフェンスがいる場合によく使われる。
  • ショルダーパス - 肩の位置から強く押し出すパス。
  • オーバーハンドパス - 頭の上の位置から強く出すパス。
  • アンダーハンドパス - ボウリング投げに似たパス。
  • フックパス - フックシュートと同じように投げるパス。
  • ビハインドパス - 背中を通して出すパス。ビハインド・バック・パスとも呼ばれる。

以下はチェストパスなどと組み合わせて使う。

  • バウンズパス - ボールをコートに跳ね返らせる(バウンド)パスのこと。
  • ループパス - 山なりの軌道のパスのこと。敵の後ろにいる味方へパスを出すときなどに使う。
  • ノールックパス(ノンルックパス) - パスを出す相手を見ないで(向かないで)出すパスのこと。

[編集] ドリブル

  • クロスオーバー
ドリブルしている左右の手を入れ替える。
  • ターンムーブ
    • フロントターン
    体の向いている方向へターンすること。
    • バックターン
    体の向いている方向とは逆(背中側)へターンすること。
    • ロールターン
    • スピンムーブ
  • ロッカーモーション
ディフェンスを前後に揺さぶり、間合いを詰めてきたところを抜き去るドリブル。
  • レッグスルー(スルー・ザ・レッグ)
ボールを股下に通してドリブルする。
  • ビハインド(ビハインド・ザ・バック)
背中側でドリブルする。
  • プルバック
ボールを自分の進行方向の反対へ戻すようにドリブルする。
  • チェンジ・オブ・ペース
ドリブルや移動の速度(ペース)を一定にせず、緩急を付けること。
※野球におけるチェンジ・オブ・ペースはチェンジアップを参照のこと

[編集] オフェンス

  • スクリーン - 得点のためにチームメイトが動ける自由を増やす目的でディフェンスプレイヤーの通り道に立つこと。
    • バックドア - ディフェンスプレイヤーの後ろにつき、そこでパスを受けるプレー。
  • ポストプレー - 味方プレイヤーが相手コートの制限区域付近で行うプレー。センターなど背の高い選手が行うことが多い。
    • ローポスト - ゴールに近いポスト(位置)
    • ミドルポスト - ローポストとハイポストの中間
    • ハイポスト - ゴールに遠いポスト
  • トライアングル・オフェンス
  • ゾーン・オフェンス - ゾーンディフェンスに対するオフェンスの方法
  • ファスト・ブレイク - ディフェンスが戻りきる前にシュートに持ち込むプレイ。速攻。
  • アリウープ - リング付近の空中に出されたパスを空中で受け取り、着地せずにそのままシュートするまでの一連のプレー。
  • フェイク(フェイント) - 相手をあざむきひっかけるプレイのこと(例: シュートを打つふりをしてドリブルをする)。
  • ピボット

[編集] ディフェンス

ディフェンスも参照のこと。

[編集] マンツーマンディフェンス

選手ごとに1対1で自分が担当する選手をマーク(マッチアップ)するディフェンスのことを、マンツーマンディフェンスと呼ぶ。

  • ダブルチーム - ボールを持ったオフェンスプレイヤーにディフェンスプレイヤーが2人で守ること。ボールを持った選手に対し無差別に行うこともあれば、チームの得点源など能力の高い選手に限ることもある。特に、プレスディフェンス時にドリブルを終えたプレイヤーに対して行うことが多い。
  • トリプルチーム - オフェンスプレイヤーを3人で守ること。

[編集] ゾーンディフェンス

陣形を作り、各個人が決められた範囲をディフェンスすることを、ゾーンディフェンスと呼ぶ。

  • マッチアップゾーン - ボールを持つオフェンス選手に対して、マンツーマンではなくディフェンスの誰か1人がオフェンスの位置に応じて常にマッチアップするゾーンディフェンスのこと。

だがNBAでは50年以上前から禁止されている

[編集] プレスディフェンス

オフェンスに対し、積極的にプレッシャー(プレス)をかけるディフェンスのことを、プレスディフェンスと呼ぶ。

[編集] 混合型

  • ゾーンプレス - ゾーン+プレス
  • ゾーン+マンツーマン
    • ボックスワン - 1人がマンツーマン、残り4人が正方形(2-2)のゾーンでディフェンスすること。ボックス・アンド・ワンとも呼ぶ。
    • ダイアモンドワン - 1人がマンツーマン、残り4人がひし形(1-2-1)のゾーンでディフェンスすること。ダイアモンド・アンド・ワンとも呼ぶ。
    • トライアングルツー - 2人がマンツーマン、残り3人が三角形のゾーンでディフェンスすること。

[編集] 主な陣形

数字はディフェンスの数を示し、フロントコートに近い側からバックコートに近い側の順に記載する。 2-2-1以下の4陣形は通常、ゾーンプレスの場合にしか使われない。2-1-2と1-3-1は通常のゾーンディフェンスとゾーンプレスの両方で使われる。

  • 2-3
  • 3-2
  • 1-3-1
  • 2-1-2
  • 1-2-2
  • 2-2-1
  • 3-1-1
  • 1-2-1-1
  • 1-1-2-1

[編集] ディフェンスの範囲

  • オールコート - コート全体で行う
  • 3/4コート(スリークォーター) - フロントコートのフリースローレーンから行う
  • ハーフコート - センターラインから行う

[編集] リバウンド

敵・味方関係なく、シュートミスしたボールを取ることを、リバウンドと呼ぶ。バスケットにおいて最も重要な技術の一つであり、その技術が高いためにスカウトされる選手も少なくない。リバウンドに強い選手がいると常に相手から先手を取ることが出来、自チームも思い切りのいいシュートができるからである。リバウンドを取るために相手を制し、有利なポジションを取る行動をスクリーンアウトまたはボックスアウトという。

[編集] 記録

シュート、アシスト(シュートを決めた味方へのラストパス、パスを受けた味方がドリブルで敵を抜いた場合は対象外)、リバウンド、ブロックショット(相手のシュートを防ぐ)、スティール(スチール、相手のボールを奪い取る)の5項目のうち、1試合において10点(回)以上を個人で2項目以上記録したときの呼び方。

[編集] 備考

  1. ^ 3ポイントシュートはジャンプで放つ際、シュートを打つ寸前に線を踏んでいなければOKで、着地の時点で線の内側にいてもよい。極端に言うと3Pライン外側から飛んでダンクを決めても3点になる。
  2. ^ ジャンプボールシュチエーションでは、オルタネイティング・ポゼッション・ルールによるスローインでゲームを再開するので、ジャンプボールは試合開始の1回しか行わない。
  3. ^ FCバルセロナのバスケットボールチームなど、例外もある。
  4. ^ ファイティング等、著しくスポーツマンシップに欠ける行為に関しては、ゲームコートからの退場、試合会場からの退出、数試合の出場停止が命じられる場合もある。

[編集] プロ

[編集] 派生した競技

[編集] バスケットボールの大会

[編集] バスケットボールの団体

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

国際バスケットボール
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     アフリカ: FIBAアフリカアフリカ選手権
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男子プロバスケットボールリーグ
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