ドワーリン
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ドワーリン(Dwalin 第三紀2772 - 第四紀91年)はJ・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『ホビットの冒険』に登場するドワーフ。トーリン・オーケンシールドとともに邪竜スマウグに奪われた財宝を取り返すために旅に出た、12人のドワーフのひとり。
兄はおなじくトーリンとの旅に同行したバーリン。父はフンディン。
ドワーリンは明るい目の持ち主で、長く青い髭を金色のベルトに押し込んでいた。ビルボの家でのパーティで、ヴィオラ・ダ・ガンバを弾いた。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
2841年にドワーリンとバーリンはトーリンの父スラインとともにスマウグをはなれ山から追放するための冒険にでた。しかしスラインは冒険の途中、死人うらない師に捕らわれて獄死した。このときガンダルフは死人うらない師の牢屋に潜入し、のちに『ホビットの冒険』で用いられる鍵と地図をスラインから預かり、100年後にトーリンに渡した。
100年後、トーリンは邪竜スマウグに奪われたドワーフの財宝を取り返すために冒険に出る13人のドワーフのうちのひとりにドワーリンを選んだ。2941年4月26日に、ビルボの家に集まることとなった13人のドワーフのうち、一番早くビルボの家に着いたのがドワーリンだった。かれはとても親切で、ビルボのためにバーリン、キーリ、そしてフィーリとともに食事の準備などを手伝った。冒険に帽子を忘れてきたビルボには、自分の濃い緑色の帽子を貸した。
『ホビットの冒険』のかれについての言及は少ない。ビルボがドワーフたちを蜘蛛から助けたとき、トーリンがいないことに気づいたのはドワーリンだった。エルフの宮殿から樽に入って脱出した際、最も苦しんだのは年寄りのバーリンとドワーリンだった。
冒険後ははなれ山にとどまり、第四紀91年に340歳で死ぬまで住んだ。
[編集] 関連項目
ホビットの冒険 バーリン
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