バイオフィルム
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バイオフィルム(Biofilm)とは、微生物により形成される構造体。身近な例としては、歯垢や台所のヌメリなどがある。
バイオフィルム内では嫌気性菌から好気性菌まで様々な種類の微生物が存在し、その中で様々な情報伝達を行いながらコミュニティを形成していると考えられている。異種微生物間の情報伝達物質としてクオルモンが注目されている。
医療においては、カテーテル内に黄色ブドウ球菌などがバイオフィルムを形成することが問題となる。これは、バイオフィルム内の細菌は、抗生物質や免疫に対する抵抗性が高くなるからである。
[編集] 外部リンク
- バイオフィルムについて - エデストロムジャパン
- 『バイオフィルム入門』(下記)の書評
[編集] 参考文献
- 「バイオフィルム入門」(日科技連出版社 (ISBN 4-8171-9162-7))
カテゴリ: 微生物学 | 生物学関連のスタブ項目