バンギラス
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バンギラス | |
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全国 サナギラス - バンギラス (#248) - ルギア |
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ジョウト サナギラス - バンギラス (#246) - ルギア |
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ホウエン サナギラス - バンギラス (#383) - ルギア |
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全般 | |
英語名 | Tyranitar |
進化体系 | 2進化ポケモン |
進化前 | サナギラス |
進化後 | なし |
世代 | 第2世代 |
ポケモン学 | |
分類 | よろいポケモン |
タイプ | いわ / あく |
高さ | 2.0 m |
重さ | 202.0 kg |
特性 | すなおこし |
バンギラスは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種の架空のキャラクター (モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
巨大怪獣のような見た目とそれに違わぬ強さ、そしてタイプが悪・岩ということから、ゲーム、アニメ共に悪役の切り札として使われることが多いポケモンである。好戦的な性格で、山一つ粉砕するほどのパワーを持ち、例え山が崩れても気にせずに強い相手を求めて山を彷徨っている。山が崩れると川が埋まるため、地図を書き変えなければなくなる。また、どんな攻撃にもびくともしない頑丈なボディを持っている。
[編集] ゲームでのバンギラス
サナギラスをレベル55まで育てて進化させることで手に入れられる大器晩成のポケモン。 弱点タイプが6つと多いものの自身が操れるタイプも多く、素早さ以外の全ての能力が高い水準にある。特に攻撃は全ポケモン中屈指で悪タイプの中では最大、岩タイプでもナンバー3である。 対戦では「りゅうのまい」に「じしん」や「いわなだれ」を組み合わせるタイプや、特性「すなおこし」での砂嵐を利用したパーティの主軸となるタイプが多い。『ダイヤモンド・パール』からは「ほのおのキバ」「かみなりのキバ」「こおりのキバ」が習得可能になった上、これまで特殊攻撃扱いだったタイプ一致技の「かみくだく」が物理攻撃化したため、攻撃の幅が広がった。ただタイプ的に格闘タイプに非常に弱く、「きあいだま」や「インファイト」など格闘タイプの技が充実したため多少苦しい位置に立たされている。
しかしそれでもステータスが高いのは事実であり、『ダイヤモンド・パール』からは「すなあらし」状態では特殊防御力が上昇するというメリットが追加された為、特性の「すなおこし」の有用性が高まった。
イメージとは裏腹に、「ポケモン不思議のダンジョン」では大人しくて優しい。
[編集] アニメでのバンギラス
金銀編で出てきたヨーギラスの母親として登場。3人組の密猟者に攻撃され、胸に傷が付いた。 他は、ポケモンハンター・リョウの切り札としても登場した。
[編集] ポケモンカードでのバンギラス
ポケモンカードゲームでは、バンギラスは悪タイプ若しくは闘タイプの、サナギラスから進化する二進化ポケモンとして扱われている。弱点は闘タイプ若しくは草タイプで、抵抗力は超タイプ若しくは雷タイプ。
初登場はポケモンカードneo拡張パック第二弾「遺跡を越えて...」で、悪タイプとして収録された。その際のレアリティは★で、ホログラム入りのレアカードだった。HPが100ある強力なポケモンだったが、「なぎたおす」は自分のベンチポケモンにまでダメージを与える可能性があったので、なかなか使用に踏み切ることができない上級者向けのポケモンだった。
ポケモンカードneo拡張パック第四弾「闇、そして光へ...」では、闘タイプとして収録された。その際のレアリティは★で、ホログラム入りのレアカードだった。相手のデッキ枚数を減らす「やまくだき」や、控えポケモンにもダメージを与える「ぶんなげる」などの使いやすいワザを覚えており、前回とは打って変わって使いやすいポケモンとなっていた。唯一のネックは、「わるいサナギラス」からしか進化できないというものであった。
ポケモンカード★VS第一弾「リーダーズポケモン 水炎ハーフデッキ」では、悪タイプ、たねポケモン、「カリンのバンギラス」として収録された。その際のレアリティは★で、コレクションナンバーは090、ホログラム入りのレアカードだった。HPは減ったものの、凶悪なバンギラスがたねポケモンになったことで使いやすさがかなり増し、さらにはダメージを与えた後にベンチに送り返すワザ、「なげとばす」ともあいまって、凶悪な力を発揮した。
ポケモンカードe第三弾拡張パック「海からの風」では、あくタイプとして収録された。ホログラム入りのレアカードヴァージョンとノーマルカードヴァージョンの二タイプが収録されており、レアリティはどちらも★、コレクションナンバーはそれぞれ071と070だった。エネルギーリムーブの代用となる相手のエネルギーカードをはがすことが可能なワザ、「はかいのいぶき」を覚えていた。
現在公式大会で使用可能なのは6枚(内1枚は同一絵柄のホログラム入りのため実質5枚)。PCG拡張第4弾『金の空、銀の海』で収録されているのは4つのワザを持っている。
[編集] 映画でのバンギラス
映画第4作、『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇』に登場。元々は地元のハンターのポケモンであったが、ロケット団最高幹部・ビシャスにより本来はありえない二重捕獲をされ、以降彼のモンスターとしてサトシたちの前に立ちはだかる。「はかいこうせん」等で圧倒的な破壊力を見せ付けるも、スイクンから苦手の水攻撃「バブルこうせん」を食らい、タケシのイワークの「たいあたり」で湖に落下、相打ちとなる。ラストでは湖を泳いで潜る。