バーベル級潜水艦
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バーベル級哨戒潜水艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 哨戒型潜水艦 |
計画番号 | SCB150(1956年度) |
艦名 | 魚名。 |
同型艦 | 3隻(SSN-580~582) 1番艦就役:1959年 |
性能諸元 | |
排水量 | 水上:2,146t、水中:2,639t |
全長 | 66.8m |
全幅 | 8.8m |
吃水 | 8.8m |
予備浮力 | 22.3% |
機関 | ディーゼル・エレクトリック方式 フェアバンクス=モース 8-38A6-3/4型ディーゼル×3基/電動機×2基/1軸、(水上/水中):3,150HP/4,700HP |
電池 | ガピーIA型126個×4群 |
最大速力 | (水上/シュノーケル/水中):15.0kt/12kt/18.5kt |
潜航深度 | 213m |
航続力 | (水上/水中哨戒速力/水中最高速力) 10ktで14,000nm 3ktで102時間 18.5ktで0.5時間 |
乗員 | 77名(士官8名、先任兵曹9名、下士官兵60名) |
探索装置 | ソナー:SQS-4、BQR-2 レーダー:BPS-12、BRD-6、WLR-1 |
武装 | Mk101水中射撃指揮装置 533mm水圧式魚雷発射管Mk58×6門 魚雷×22 |
バーベル級哨戒潜水艦( - きゅう しょうかいせんすいかん、Barbel class submarine)は、アメリカ海軍の通常動力型哨戒潜水艦。
目次 |
[編集] 概要
実験潜水艦アルバコアの成果を応用した最初の実用艦であり、世界で最初の涙滴型船殻と1軸推進を備えた戦闘用潜水艦。
本級には、革新的な機軸が多数盛り込まれた。3層の艦内配置、近代的な発令所レイアウト(攻撃センター、プッシュボタン式バラスト管制装置、航空機式舵輪など)のほか、艦内のスペースを大きく確保するため3つの区画(魚雷発射管区画、発令所・居住区画、機関区画)に大きく区分する構造が初めて採用されたが、こうした構造および艦内配置は、以後の全ての米潜水艦で踏襲されている。また、竣工時には潜舵は艦首に装備されていたが、1960-1961年にセイルに移された。
しかしながら、既に同じ1956年度の計画でスケート級の建造が決定しており、米海軍にとっての通常動力型潜水艦の必要性は薄れはじめていた。皮肉にも、1番艦が就役した1959年には、以後の全ての戦闘用潜水艦の原子力化の方針が決定されたため、それ以上の発展を見ることなく、米海軍最後の通常動力型攻撃潜水艦となった。
なお、1959年、アメリカ海軍は本級の設計資料を日本とオランダに譲渡した。それに基づき、日本はうずしお型潜水艦を、オランダはズワルドヴィス(en:Zwaardvis)級潜水艦を、それぞれ建造している。
[編集] 同型艦
2番艦ブルーバック(en:USS Blueback)は、退役後、オレゴン科学・産業博物館(en:Oregon Museum of Science and Industry)にて展示艦になっている。
艦籍番号 | 艦名(英語版記事) | 就役 | 退役 |
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SS-580 | バーベル (en:USS Barbel) | 1959年1月17日 | 1989年12月4日 |
SS-581 | ブルーバック (en:USS Blueback) | 1959年10月15日 | 1990年10月30日 |
SS-582 | ボーンフィッシュ (en:USS Bonefish) | 1959年7月9日 | 1988年9月28日 |
[編集] 関連項目
- アルバコア (AGSS-569)
- スキップジャック級原子力潜水艦 - 原子力潜水艦で初めて涙滴型船殻を採用
[編集] 外部リンク
- Oregon Museum of Science and Industry - オレゴン科学・産業博物館公式サイト。2番艦を展示。