パリ万国博覧会 (1900年)
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パリ万国博覧会(第5回)は、1855年以来、5回目にパリで開催された国際博覧会で、パリオリンピックと合わせて開催された。開催日は1900年4月15日-11月5日で、過去最大のおよそ4700万人が入場した。第4回に引続き、くじ付き前売入場券を販売し、開催予算1億フランの6割をまかなった(4割はフランス政府とパリ市が折半)。
ロシア皇帝の寄付によりセーヌ川両岸を結ぶアレクサンドル3世橋が架けられた。また、動く歩道等が話題になった。
[編集] 日本とパリ万博
- 日本政府は法隆寺金堂風の日本館を建設し、御物を含む古美術品を出展した。
- 海外公演中の川上音二郎・貞奴はパリ万博でも大好評を博した。
- 夏目漱石もロンドン留学の途上で万博会場を訪問している。
- 大橋翠石(日本画家)は「猛虎の図」を出展して優等金牌を受賞する。