フェイト・テスタロッサ
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フェイト・テスタロッサはテレビアニメ作品『魔法少女リリカルなのは』シリーズの主要人物。
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[編集] 人物像
- 金の髪と「寂しげな目」をした(1期)もう一人の魔法少女で、『魔法少女リリカルなのはA's』以降の主人公の一人。
- 高町なのは同様魔導師としての才能は非凡なものがあり、出会った当初、なのはは手も足も出なかった。高速移動からの斬撃による一撃離脱を得意とし、射撃・高範囲魔法も優れた前衛戦闘型の魔導師。一方でバリア出力の低さなど防御面に難があり、また攻撃に傾倒し過ぎるためトラップに弱い点をクロノに指摘された。A's時ではAAAクラスの魔導師。
- 使用デバイスはインテリジェントデバイス「バルディッシュ」。彼女の教育係だったリニスが、フェイト専用として愛情を込め作り上げたもの。常にフェイトの傍らにあって心の支えとなるが、A'sにおけるシグナムとの戦いで大破。後、新機能を組み込み「バルディッシュ・アサルト」として生まれ変わった。
- 『魔法少女リリカルなのはStrikerS』時、19歳。魔法術式・ミッドチルダ式/魔導師ランク・空戦S+。幼馴染である、なのはやはやてとは今でも親友である。車を所有している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 魔法少女リリカルなのは(第一期)におけるフェイト
- 母プレシアの指示で、ジュエルシードを集めるために使い魔のアルフを伴ってなのは達の住む世界にやってきた。一見、冷たそうな印象があるが、実際はとても温厚な性格。母から酷い仕打ちを受けながらも懸命に尽くそうとするなど、強い意志の持ち主。一方で彼女の身を案じるアルフの言葉に耳を貸さない等、頑固な一面もある。使い魔のアルフとは「使い魔と主人」の関係を越えた深い絆で結ばれている。
- 当初はなのはと敵対していたが、彼女の真っ直ぐな優しさや強さに頑なだった心を開いていく。1期終盤で自分の誕生の秘密をプレシアから暴露され、さらに自分は「いらない子」だと宣告され心を閉ざしてしまったが、アルフの呼びかけやバルディッシュの支え、そしてなのはの言葉を胸に新たな道を歩む決意をし、なのはのピンチに駆けつけた。
[編集] 魔法少女リリカルなのはA’sにおけるフェイト
- なのはとの再会の約束を胸に、1期の一連の出来事(PT事件)の重要参考人として裁判を受けていたが、ユーノやクロノ、リンディの働きかけでほぼ無罪が確定。その後、ヴィータの襲撃を受けたなのはの窮地にユーノ、アルフと共に駆け付け、そのまま事件の成り行きからなのはの世界(高町家の近所)に暮らすことになる。学園にも通うようにまり、なのはの親友アリサ、すずかとも友達になった。また1期の事件後、リンディから養子縁組の申し出をされる。当初は戸惑い保留していたものの、A'sの事件終了後にその申し出を受け入れ、正式にリンディ・ハラオウンの養女「フェイト・T・ハラオウン」となる。
- 「闇の書事件」後は義兄クロノの後を継ぎ、時空管理局執務官となっている。執務官試験に2度落ちており、その事は禁句。シグナムは事あるごとに、フェイトをからかう為にその事を引き合いに出す(但し、試験時期に親友の看病に時間を割いた為に、万全の状態で試験に臨めなかった可能性がコミックでそれとなく記述されている)。また、自宅から聖祥大附属中学に通学している。
[編集] 魔法少女リリカルなのはStrikerSにおけるフェイト
- なのはと共に正式に管理局に所属。訓練学校を経て義兄のクロノと同様時空管理局執務官となり、法務や事件捜査を担当している。執務官試験に2回落ちているが、なのはが負傷したことが原因になっていると思われる。新暦71年5月に、シャリオ・フィニーノを希望指名し、執務官補佐につけた。
- さまざまな事件を解決する一方でロストロギアや違法研究の捜査を行なっている。また事件の犠牲となった子供たちを保護し、救うことを自らに任じており、エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエの保護者となっている。仕事振りも優秀な一流の魔導師だが、仕事を離れれば親友や子供たちに対して少々過保護なほど世話焼きな性格。
- 親友のはやてが設立した「機動六課」に所属し、部隊付執務官として法務担当と広域捜査の主任を勤める一方、「ライトニング分隊」隊長としてエリオとキャロを率い、前線で活躍する。