フサイン1世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フサイン1世は、イスラム世界の王号。フサインは、イスラム教の開祖ムハンマドの孫フサイン・イブン・アリーに由来する一般的な人名である。
- ジャラールッディーン・フサイン1世は、ジャライル朝の第3代君主(在位1374年 - 1382年)。第2代君主シャイフ・ウヴァイスの長男で父を継いで即位したが、継承に不満をもつ弟のアフマドによって殺害された。
- サファヴィー朝のフサイン1世は、第9代君主スルターン・フサインの別名(在位1694年 - 1722年)。アフガン人の反乱で首都イスファハーンを落とされ退位した。
- ヒジャーズ王国のフサイン1世は、ヒジャーズ王国の初代国王(在位1916年 - 1924年)。元オスマン帝国に臣従するマッカ(メッカ)太守で、第一次世界大戦に乗じて反乱を起こし、詳細はフサイン・イブン・アリー (マッカのシャリーフ)を参照。
- ヨルダン王国のフサイン1世は、ヨルダンの第3代国王(在位1953年 - 1999年)。名は、フセインと表記されることが多い。近代化路線と積極的な外交政策で中東の国際政治に影響力を発揮した。詳細はフセイン1世を参照。