ブリギッテ・ヘルム
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ブリギッテ・ヘルム(Brigitte Helm, 1908年3月17日 - 1996年6月11日)は、ドイツ出身の女優。映画『メトロポリス』(1927年、フリッツ・ラング監督)のアンドロイド役として有名。
本名は、ブリギッテ・エファ・ギゼラ・シッテンヘルム (Brigitte Eva Gisela Schittenhelm) 。
[編集] 来歴
1908年にベルリンで生まれる。1927年、サイレント映画『メトロポリス』にマリア役とアンドロイド役(一人二役)で出演し人気を博す。その後、1936年に引退するまでの間、トーキーを含む30本以上の映画に出演した。
1935年、ヘルムはナチスによるドイツ映画産業の規制に怒り、夫と一緒にスイスへ引越した。映画産業から引退した後は、自分の女優時代に関するインタビューに答えることを全て断った。
[編集] 主な出演作品
- メトロポリス(1927年)
- 懐かしの巴里(1927年)
- 妖花アラウネ(1928年)
- 愛国者(1931年)
- 蒼きドナウ(1932年)
- コスモポリス(1934年)