プータロー
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プータロー は、就労可能な年齢等にありながら無職でいるものの俗称である。「プー」などとも略す。「プー太郎」と表記されることもある。ホームレスに対して使われることもある。「ニート」の俗称である。
通常は蔑称であるため、新聞、テレビ等のマスコミで使われることはない。自分に対しても、しばしば用いられる。
建設労働者のことを「風太郎」ことからの派生とも云われているが、語源はよくわかっていない。働きもせずプラプラしているからともいわれ、ネット上では「浮浪者」、「風来坊」、「poor」を語源とする説を見るが、もともと正規な日本語の単語というわけではない俗語であることもあり不明確である。プータローという呼称は1980年代前半には既に存在していた。日本でプータローという呼称が使われる以前から、台湾語で無頭路(プータロー)という言葉が使われていた。
[編集] よく起こりうる誤解
- 岩手県にあるプータロ村は、プータローの村ではなく、フィンランド語で「木の家」という意味である。
- 作家の山田風太郎の筆名の由来がプータローから来ているとする俗説があるが、真相は山田がかつて使っていた「風」という1文字の筆名に由来しており、一時は「かぜたろう」と読ませていた事実も見つかっているため、この俗説は誤りである。